インデックスへ  
はじめに 大東流とは? 技法体系 入門方法 書籍案内
 トップページ >> 入門方法 >> 早朝の呼吸法錬成会 >>
 
志高く、より良く生きるために
調息呼吸を行う場合の静坐法

早朝の呼吸法錬成会
(そうちょうのこきゅうほうれんせいかい)

道場所在地

802−0985
北九州市小倉南区志井6丁目11−13
 ・北九州市モノレール企救丘駅より徒歩5分
 ・JR志井公園駅より徒歩7分

 *周辺地図、交通機関に関する詳細はこちらです

指導・点検

館長:曽川和翁 西郷派大東流における身分と流統性
 (宗家・米国イオンド大学教授・哲学博士)
  

指導員
:曽川竜磨 西郷派大東流における身分と流統性

募集クラス
呼吸法錬成会の会員
稽古日
早朝1時間の呼吸法の稽古日
シーズン
土曜日
日曜日

(6〜9月)
06:30 〜 07:30
06:30 〜 07:30
春・秋・冬
(10〜翌5月)
07:00 〜 08:00
07:00 〜 08:00

週2回ですが、好きな曜日に参加できます。 

入門願書はこちらからプリントアウトしてください。
ファイル形式はAcrobat形式(Adobe PDF)です。
ファイルが開けない場合はこちらからAdobe Readerをダウンロードをして下さい。

指導内容

初級者(調息法)・中級および上級者(武息法・周天法)

入会金
10,000(但し、尚道館の道場生は無料)
月 謝
 5,000(但し、尚道館の道場生は無料)
入会方法
入会は面接の結果決定します。面接申し込みは、電話またはメールにて、お申し込み下さい。
(まずは面接にお見えください)
連絡先
総本部・尚道館
 受付時間/午前9時〜午後9時まで
 (それ以外の時間帯はご遠慮下さい)
093−962−7710(代)
093−961−8224(FAX)/24時間可
お問い合わせメール

●呼吸法とは

 呼吸法は自らの調息呼吸を整えるだけでなく、心因性の内在する病気などを治す働きがある。
 この働きを西郷派大東流では、「自律神経調整法」といい、呼吸の吐納を正しく正すことにより、血液の循環や心拍数などを安定させ、自律神経を調節するのである。

 また、自律神経が正しく調節されれば、集中力や想像力が増し、よい心理状態が維持できるのである。
 更には、「内観の法」に通じ、自律神経の調整と共に、自己暗示的な効果を持ち、興奮した神経や緊張した心理状態を穏やかに鎮め、自然の緩和作用が働くのである。

朝日と倶に清々しい生活。

 そして、わざわざ「早朝」という時間帯に限って行うのは、まず早朝は浄化された時間帯であり、空気が非常に澄んで綺麗でいて、人体にとって有益なオゾンやマイナス・イオン、磁場気、宇宙から降り注ぐエネルギー情報が豊富であり、こうした環境と時間帯に修行することは、心に安定と静寂を与え、霊験的能力が増加しやすい為である。それは呼吸法自体が有酸素呼吸法であるからだ。

 早朝の「朝」という時間は「赤」を象徴する時間帯であり、これは“生命の色” にも通じる。早起きして呼吸法を行えば、日常の目覚めもよくなり、体温が直ぐに上がって、頭脳と進退の活動態勢が即座にとれる。

 わが流の呼吸法は、単に呼吸の吐納を繰り返すだけでなく、自律神経の調整法を行う為、心身をゆったりさせる為の、例えば“手が次第に重くなる”とか、“脈拍が安定してゆったりする”とか、“手足がほどよく暖かい”などの自意識により、こうした自律神経を調整・コントロールするのである。
 一種の自己催眠をかけ、集中力を高め、心を安定させる方法を取る。

香炉から流れる白檀(びゃくだん)の香気。香木が齎す焚香の深い香りは、精神統一を図り、自律神経を快く調節して、心に安定を促す。

 また、「白檀」の香を焚くなどをして中枢神経を活発化される為の、大脳レベルまでの活動を盛んにする方法を取っている。
 特に、香を焚くことは頭脳の働きを高める効果があり、同時に霊験力が高まるのである。

 

●呼吸法を実践する為に

 呼吸法を定期的に行って自律神経を調節し、それを良好にコントロールするには、出来るだけ次の条件を満たすことが必要不可欠となる。

早寝早起きの習慣をつける。かつて農耕民族である日本人は、「朝日と倶に起き、日地没と同時に寝る習慣」があった。今日ではこれを実行する人は極めて少ないが、物質万能生活から離れて、現代病を予防し、健康で長寿を全うするには、「早寝早起きの習慣」が大事であろう。
 少なくとも、夜は午後9時〜10時までの時間帯に就寝し、翌日は午前4時〜5時までの時間帯に起床したいものである。稽古事は、腰骨の弛(ゆる)みや締り、開閉の関係があり、人間は昼過ぎや夕刻・夜間に稽古するよりは、早朝から午前中の方が適当なのである。
夜遅い時間に食事をしない。腰骨並びに椎間板を傷めない為に、夕食は午後6時〜7時の間に終了し、それ以降、何も食べないようにする。夜遅い食事は、腰骨の関節が外れ、仙腸骨を弛めるので、これが朝になっても元通りに締らないのである。この腰骨の弛みが、慢性的な腰痛を発症させる。
 人間は食事を摂ると、その後、弛み、これが締まる状態になるのは約12時間程度の時間を要するのである。朝は食事をする時間ではなく、腸内の老廃物を排泄する「排便タイム」なのである。朝食時は玄米スープか野菜ジュースなどの液体のものにし、昼食と夕食の「一日2食」を実践する。
食餌法の徹底。暴飲暴食を避け、食餌法を心掛け、「玄米穀物菜食」をベースに、動蛋白摂取は小型の魚介類に止め、牛や豚の四ツ足の肉や、鶏ならびに鶏卵、乳製品は出来るだけ食べないようにする。
  これらの摂取は腸内に腐敗物質を停滞させることなり、血管を硬化させ、血液を酸毒化させる為である。現代人は現代病に襲われ易く、ガン発症、動脈硬化、高血圧、糖尿病などの危険に晒(さら)される。浄血を心掛けることである。粗食少食の「食の大事」を知る。
金・物・色(淫奔)に振り廻されない生き方。物質世界から精神世界への移行を心掛け、物質界の欲望に出来るだけ振り廻されず、流行はファッションばかりを追いかけて、その世界の垢(あか)に染まらないようにする。
禁煙を徹底する。喫煙者が呼吸法をすることは危険なことである。喫煙は判断力や直観力を妨げるので、邪気を受け易くなる。アルコールの過剰摂取もよくない。常習性のあるニコチン中毒やアルコール依存に要注意。

 さて、日本人は呼吸を「間」とは、「タイミング」と捉えているようである。それを顕す言葉に「阿吽(あうん)の呼吸」とか、「呼吸が合わない」などという。また、人間関係も、確かに呼吸の為(な)せる業(わざ)である。

 また、感情なども呼吸により左右される。怒ると息が上がり、悲しめば意気消沈し、苦しめば呼吸も小さくなり、喜び過ぎたり笑い過ぎれば肺を痛め、腰骨を弛(ゆる)める。こうした事からも分かるように、感情のコントロールにも、呼吸は深く関与し、そこから病気の有無も起るのである。
 つまり、人間は呼吸をしている生き物なのである。
 呼吸をするとは、一見当たり前のように感じることであるが、呼吸の吐納は、実は素人が考えるほど、簡単なことではない。

 何故ならば、呼吸は様々な呼吸法があり、非常に奥深いものであるからだ。また、呼吸はそれを行う環境や時間によっても、同じ呼吸でも大きく異なるからだ。
 しかし、環境は騒音に掻き乱されない静寂な場所で、また、時間帯は午後よりも午前中がよく、それも仕事前の早朝が非常によいのである。

 

●呼吸法で心身の改善をする

 早朝の時間帯で、騒音に掻き乱されない、澄んだ空気の中で遣ると、呼吸法を始めて半年くらいで、次のような効果が現れてくる。

イライラや怒り易い気性が、徐々に改められ、肚(はら)を立てない、落ち着いた心が得られるようになる。喜怒哀楽の感情に流される、普段が呼吸法によって改善されるのである。この改善は、またストレス解消などに繋がり、ストレス病から居起るガン発症や高血圧の予防になる。
 また現在、こうした成人病の一端を被っていて、苦しんでいる人は、呼吸法によって次第に改善されていく。実際には、呼吸法でガンを克服したり共棲(きょうせい)したり、高血圧症や糖尿病などを治した実例もある。
心身を養うばかりでなく、魂までも、霊魂までもを改善していく。この改善の根本になるのは、血液の浄化であり、血液が浄化されれば、病気に罹(かか)りにくくなり、また現在成人病などに罹っていても、これと共棲したり、完治させたりすることが出来る。人間に備わる自然治癒力が、呼吸の吐納の波動と一致し、それが心身に新たな命を吹き込むからである。
怪我、事故、事件、不和、経済的困窮、邪気による憑依、自然災害からの脱出などの大難を最小限に止め、大難を小難に変え、余計な心配事に頭を煩わされずに済む。身の回りに纏わる、邪気を駆逐(くちく)することが出来る。更に、運命の陰陽の支配から解放され、方災吉凶の影響を受けずに済む。
身体が軽くなる感覚を受ける。また、この軽快な体躯(たいく)は、頑張りが利き、疲れにくくなる。同時に心が大らかに、豊かになる為、肚が坐ってくる。
判断力と直観力が高まる。この為に、「見通し」が利く新たな能力が養われ、まず、運が開けることである。これまでの「凶運」「吉運」に転ずるのである。人間は自力で生きているのではなく、天命により「生かされている」ということを知るべきである。

 


 

▲呼吸法の稽古風景

呼吸法概論についてはこちら

西郷派大東流呼吸法の実践篇についてはこちら


戻る << 早朝の呼吸法錬成会 >> 次へ
 
丹田呼吸法(気海・丹田を意識しながら、上体を前後に動かす。丹田呼吸において、全身はリラックスしておくことは謂(い)うまでもないが、リラックスしつつ、背の伸ばす。次に下腹へ気が洩(も)れていくような体感を感じることである。この体感を得て、少しずつ上半身を倒していかなければならない。
 この時、下腹部に自然に腹圧が掛かり、これを注意深く感得しつつ、内気が下腹部の気海に集まるのをイメージする。
 この丹田呼吸は、一種の深い深呼吸と掌
(てのひら)で腹圧を感得しながら、気の感覚を把握していくことが大事である。丹田呼吸はまた、頭脳と上半身に密接な繋(つな)がりを持ち、上肢を活性化するのである)
Way of living
   
    
トップ リンク お問い合わせ