【一般参加者へのご注意】
本講習会において、 募集定員は宿泊所の収容人数の関係もあり、僅かに若干名です。
礼儀正しい人、謙虚である人を、優先的に実質上の講習会受講資格者とさせていただきます。先に申し込まれても、礼儀や謙虚さに欠ける人や、フルネームやフルアドレス、自宅の電話番号を隠したり、匿名にしたがる人は、お断りする場合があります。
また、稽古をするために持参していただく道衣は、 わが流、制定の武術衣か、二重刺子の柔道着ならびに合気道衣とさせていただきます。空手衣や拳法衣、あるいは剣道衣やトレーニング・ウェアーなどの薄手の衣類は、非常に危険です。
また前方回転受身などの動作をするために、回転運動の経験の少ない人は、肩や鎖骨ならびに腰骨に負担がかかり、打ち身や骨折、脳震盪(のうしんとう)の恐れもあって危険ですので、最低でも柔道衣持参でご参加ください。
更に礼儀として、他流や他武道で、 一般から受講される方は、その団体で有段者であっても、黒帯で参加されることはご遠慮ください。色帯も同じです。
また流派名や所属団体名などが胸にある場合は、上から布で覆って仮縫いをし、傲慢(ごうまん)にならないようにお願いいたします。
その他、合気道の有段者で、袴が許されていても、袴で参加することはご遠慮ください。白帯で参加されるようお願い致します。
謙虚に、謹んで、わが西郷派大東流の技法を「宗家直伝指導」で教わるのですから、有段者や有級者であっても白帯、無袴で参加することが礼儀であり、「正しい礼儀」について是非ご理解ください。
今日の現代日本人は、礼儀知らずで慎みを忘れ、特に格闘技などを愛好している人は、傲慢(ごうまん)はなはだしき人が、多く見受けられます。礼儀正しいと表する人も、昔に比べて、随分と少なくなりました。横柄な人、横着な人、言葉遣いの無作法な人、好戦的な人等ばかりが溢れ返り、非常に残念な光景が見受けられます。それだけ日本人の中に、礼儀正しく、真摯に武術や武道に向かい合う人が少なくなったともいえます。
逆に海外から学びにくる外国人の方が日本人以上に、純粋に謙虚に、礼儀正しく、手解きを受けている姿は、いつみても心を打たれるものがあります。かつての日本人にも、「武」に向かい合う姿は実に謙虚なものがありましたが、昨今は金銭や物質に心を奪われている人が多くなり、自称「武道家」だと自負していても、首を傾げたくなるような人を多く見受けます。 一方、文化人や有識者から、蔑みの目で見られる実情も深刻化しています。こうした意味からも、武の本義であった「礼に始まり、礼に終わる」という、本来の姿に、立ち返らなければなりません。
なお、事故や怪我がないように、万全の注意をはらって細心な指導に心がけますが、万一、自分の不注意あるいは受身などの失敗で、事故や怪我などをした場合は、責任を負いかねますので、自己責任で解決願います。