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古人の叡智が集約する護身武術

■ 現在の活動状況 ■
(げんざいのかつどうじょうきょう)

 昨今は乱脈・動乱の時代です。
 国民は、バブル崩壊以降、政治スキャンダルなどの国家的危機の中にあっても、国家のあるべき姿を具体的に示すことが出来ぬまま、ひたすら混迷の道を歩んでいます。

 多くの人々は進むべき方向を見失い、玉石混淆の情報を消化出来ぬまま、メディアが半ば強制的に提示する快楽主義を受け入れることに何の疑問も抱きません。

 日本古来から受け継がれてきた崇高な精神や良き伝統は蔑ろにされ、流行に沿い快楽を貪ることだけを追い求めた結果、年齢性別を問わず、モラルは地に堕ちてしまいました

 青少年の犯罪は年と共に若年化、凶暴化し、またそれを注意するべき親や大人たちは見て見ぬふりをするばかりで、抑止するだけの力と知恵が無いのが現実です。
 それどころか、自ら率先して酒食や色情に溺れ、一時しのぎの享楽遊戯にうつつを抜かし、きりのない現実逃避を繰り返しています。

 このような腐敗した社会の中にあって、拡散する欲望に引きずられながら生命をただ消費していくのか、それとも、人間の価値を金銭の物差しで計るような唯物主観から脱皮して新たな価値観に目覚めるのか。
 その取捨選択は個人の意志に委ねられており、どちらを選ぼうとも誰も強制はしません。

 ですがただ一つ言えるのは、降り掛かる困難を退けるのもまた個人の裁量であり、自分自身や大切な家族に危機が迫った時、その状況を切り開いていけるのは、自己が修練の中で培った力と智慧に他ならないということです。
 思考を放棄した、欲望に流されるままの生活からは、運命を打開する力など決して生まれはしません。

 その意味でも、武術を通して自己を錬磨し、古来より連綿と伝わる精神的基盤を振り返る意義があるのではないかと、西郷派大東流は考える次第なのです。

 現在、西郷派大東流では、総本部や各地の支部を通じて、多くの門下生たちが技法や精神を向上させるべく修練に励んでいます。
 入門方法や条件については各所で異なりますが、真にやる気と志に溢れた方に対しては、大きく門戸を開放しております。
 興味を持たれた方は、ぜひ一度道場に連絡し、実地で体験して頂きたいと思います。

 この混迷の時代にあって、新たな未来に繋がる「無形の価値観」は、きっとあなたの生命を救い、人生を有意義なものにしてくれるでしょう。


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