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古人の叡智が集約する護身武術
「人は城。人は石垣……」の武田信玄の諌言にちなみ、わが西郷派は、人を日本の宝と考え、「人間道」を目指して、複雑で混沌とする現代社会を力強く生き抜く、「人」の育成を願って邁進している。
  また、大同団結の志をもって、後進の指導に当たっている。その意味で、武田信玄が謳った「人は城。人は石垣」は、よき人材を育成し、「文武両道」をもって日本国に貢献する考え方と一致するのである。

西郷派大東流有段者会
(さいごうはだいとうりゅうゆうだんしゃかい)

●西郷派大東流有段者会・規約

 西郷派大東流合気武術の黒帯以上の有段者は、「西郷派大東流有段者会」の下記の規約事項に従うものとする。

第一条、本会を西郷派大東流有段者会と称す。

第二条、本会は次の通り役員を置く。
    会長1名、副会長1名、監査役1名。

第三条、役員の任期は二年と定め、以降の継続については、それを妨げないとする。

第四条、毎年、「春の講習会」「夏季合宿セミナー」「秋の講習会」の年三回の講習会を開催し、まは本会が主催する。有段者は各講習会に酸化しなければならない。なお、やむを得ず参加できない場合は、欠席理由を報告し、会長の承認を得て、講習会や合宿セミナーに共産援助の義務を負う。

第五条、本会の事務局を、北九州市小倉南区志井6丁目11-13 
       西郷派大東流合気武術総本部・尚道館内に置く。

第六条、会員は毎年有段者会費を納入しなければならない。

第七条、行事に関すること。
    第一項、、「春の講習会」を開催し、会員はこれに参加することが出来る。
    第二項、「夏季合宿セミナー」を開催し、会員はこれに参加することが出来る。
    第三項、「秋の講習会」を開催し、会員はこれに参加することが出来る。
   

第八条、有段者としての心得にすること。行動、言動、態度、服装を毅然と正し、恥を知り、礼節謙譲を尊ぶとともに、後進者の手本となるよう自己の鍛錬を行うこと。

第九条、講習会について。
    技術高揚の為、講習会を開催する。会員はこれに参加することが出来る。
 
第十条、本会はどの宗教、どの政党にも属さず、また宗教活動、政治活動を行わない。

第十一条、会員として相応しくない行為をした場合、直ちに除名に処す。
    道場内での宗教及び政治勧誘活動、刑事事件加害者、その他著しく会、及び会員としての名誉を傷つけた場合。

●有段者の義務と責任

 黒帯(初段補)以上の有段者は、有段者年会費を支払わなければならない。毎年定められた納入日迄に有段者年会費を払い、現在の段位と身分の確認を行う。
 また、有段者としての義務と責任を怠った場合、段位の取り消し、降格、あるいは以降の昇段ができない。

 さて、わが流の門人は初段補以上の有段者に対し、有段者会への入会が義務付けられ、年会費を払うと同時に、自分が西郷派大東流合気武術の有段者として、わが流に対し、何に貢献できるかを各々に問うている。
 有段者は自分の取得する黒帯をひけらかし、虎の威(い)を藉(か)る狐のような、こうした程度の手合いではない。また有段者としての特典や恩恵を期待するのではなく、どうしたら自分の信じる流派に貢献できるか、その事に心を砕くべき義務を負う事になる。

 一般に他武道を見てみると、黒帯とは一種の資格のように考え、それが永久資格のように思っている人が少なくないが、昔取った杵柄(きねづか)の黒帯など、稽古を放置すれば半年も経たずに退化し、風化することである。それは丁度、火にかけた薬缶(やかん)のお湯が、火から遠ざかれば、やがて薬缶のお湯は、ただの水になってしまうのと同じである。
 したがって、わが流では、以前わが流に属し、今は辞めて「ただの人」になっている過去の有段者は、有段者として認めないのである。

 わが流で言う黒帯取得者とは、その資格を得ても驕(おご)ることなく、日々精進して、上には上がいるという、上を仰ぎ見ながら地道に修行に励む実践者の姿を言うのである。したがって、黒帯になった時点でゴールに達したのではない。やっと修行のスタート地点に立ったに過ぎない。

 人格を磨き、黒帯としての身分を明らかにし、精進する姿こそ、有段者に課せられた義務と責任である。また、有段者は自分の信じる流派に、「何が貢献できるか」ということを常に模索しなければならない。この模索を忘れて、自己の完成に向かって精進する意味は薄れる。常に、「自分とは何か」ということを自問自答するべきであろう。

 以上の貢献への意識を露(あらわ)にして、日夜の修行に邁進・精進し、ひとたび事がある場合には、自ら有段者としての義務を果たす事を、有段者各位は自覚するべきである。また、身分と人格と、その人格を代表する名誉を忘れてはならない。誇り高く、毅然(きぜん)とした人生を歩むことこそ有段者に課せられた義務と責任である。

 

●有段者会の運営と行事

 初段補以上の有段者によって本会は運営される。また、毎年年度始めに総本部尚道館より、有段者としての心得を教示する有段者向けの冊子『武義録』を拝読する事が出来る。
 なお、有段者会費として徴集された会費の一部は、有段者会の運営目的に伴い、総本部尚道館の道場修繕費に当てられ、毎年の建物の管理や補修工事のメンテナンスや、段位名札掲示板などの設置に役立っている。

 また、有段者会は毎年行われる「夏季合宿セミナー」「有段者講習会」などを主催し、以上の講習会において有段者の参加費用割引や、会員制HPの大東流ドットネット無料閲覧などの特典を持ち、有段者会員に対し、修行・精進のサポートを行っている。

平成19年5月3〜5日、総本部尚道館で行われた有段者講習会(韓国SEOUL支部門人と共に)

2013年 有段者会・会費納入者名簿 (役員以下順序不同)
役員・会員
氏 名
段 位
所属道場・在住地
会 長
福島 維規
五 段
千葉県在住
広報担当
曽川  彩
女子四段
総本部尚道館
会 員

西原 万記子(故人)

名誉六段

西原万記子記念道場初代
会 員
井上 英哲
弐 段
大阪分会長
会 員
田川 義弘
四 段
千葉東飾支部長
会 員
桑原 清治
六 段
茨城支部長
会 員
冨田 悦男
四 段
茨城支部
会 員
宮内 和宏
初段補
茨城支部
会 員
石川 和行
初 段
埼玉県在住
会 員
森下 和人
初 段
愛知県在住
会 員
安永 基宏
参 段
総本部尚道館
会 員
藤木 義員
初 段
大阪府在住
会 員
岡谷 信彦
六 段
習志野綱武館館長
会 員
高垣 卓也
参 段
習志野綱武館
会 員
中橋 雄介
四 段
習志野綱武館
会 員
山口 泰弘
四 段
中国広州在住
会 員
七條 敏和
弐 段
長崎県在住
   
上記の名簿は、平成24年8月15日現在

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