内 弟 子 修 行 2 年 間 の カ リ キ ュ ラ ム の 全 貌
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年 次
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区 分
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経過月
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教 伝 内 容
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自前の必需品
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昇級・昇段
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第1年次
(前期)
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第1区分
なれる
(3ヵ月)
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1ヵ月目
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儀法を行う為の基礎体力の養成、『内弟子四箇条」斉唱、陵武学舍寮歌、道場歌『五輪の魂』と『臥竜』、国旗掲揚、国歌斉唱、基本動作や起居振舞(たちい‐ふるまい)、歩き方、言葉遣い、寮内の整理整頓法、「ホウ・レン・ソウ(報告・連絡・相談)」の大事、入室・退室の礼儀、一般的な礼儀作法、茶道の基本心得、人を訪問する時の挨拶、緊急時の迅速動作、など。
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・道衣上下一式(師範用と一般稽古用の各1着)
・作務衣(2着)
・木刀(稽古用)
・腕節棍
・白扇
・赤ふんどし
・地下足袋
・西郷派オリジナルTシャツ(2着) |
第六級
(登録料の半額納付)
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2ヵ月目
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畑作業、剣術の素振り、見取り稽古、合気揚げ鍛錬など。 |
・八角素振り木刀 |
第五級
( 〃 )
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3ヵ月目
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剣術並びに居合術や居掛之術。基本山稽古、野戦、水上戦など。 |
・五尺杖(2本)
・居合練習刀 |
第四級
( 〃 )
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第2区分
さわる
(4ヵ月)
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4ヵ月目
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武道具などに「さわる」ことが許される。袴の畳み方や着物の畳み方、基本手裏剣術。
基本業(剣術ならびに柔術、腕節棍の基本)や中級山稽古など。 |
・師範用合気袴
・手裏剣四本セット
・白武術足袋 |
第参級
( 〃 )
合気袴の着用が許される。
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5ヵ月目
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基本馬術や滝行、呼吸法や静坐法。馬術では馬に触れ、滝行では水に触れて、マイナスイオンを感じる。 |
・馬術用前差(短刀・脇差)
・馬術用袴 |
第弐級
( 〃 )
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6ヵ月目
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基本茶道並びに殿中作法。神棚の清掃や、献茶の作法と行動律。 |
・馬術用陣笠
・馬術用胴
・馬術用篭手 |
第壱級
( 〃 )
昇級め目安は6ヵ月から、遅くとも9ヵ月。
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7ヵ月目
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整体術指導や、日常の作業として買い物や料理法など。 |
第3区分
まねる
(5ヵ月)
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8ヵ月目
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半年から1年次終了時……これまでの稽古を通じて、諸先輩の技術を「まねる」のである。
剣術・柔術・抜刀術など。更には食用になる野草の食べ方や野戦食の智慧。 |
9ヵ月目
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試刀術・陶物斬り・居合術など。 |
・試斬用刀剣 |
10ヵ月目
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居掛之術・腕節棍・杖術・棒術など。 |
・半弓と半弓矢 |
初段補
( 〃 )
昇段め目安は10ヵ月から、遅くとも12ヵ月。
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11ヵ月目
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槍術・手裏剣術・飛礫(つぶて)術など。 |
12ヵ月目
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弓術・馬術・その他の行法など。 |
第2年次
(後期)
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第4区分
まなぶ
(4ヵ月)
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13ヵ月目
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技術的な専門分野(口伝による秘術など)も加味しながら、道場経営やそのマーケティングの調査、経済学の学習、株式の読み方など。
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・紋付、袴、羽織を自前で揃える。
・美術品鑑定などの見識眼を養成する。
また『古物商許可証』の資格取得の為の費用等は、自前で用意する。
(法務局の「後見人でないことの証明書」や本籍地のある都道府県の市役所戸籍係が証明・発行するの「身分証明書」発行、公安委員会の資格審査費用等) |
初 段
昇段め目安は13ヵ月から、遅くとも16ヵ月。
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14ヵ月目
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道場経営のロケーション設定、経営学の学習など。 |
15ヵ月目
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経理ならびに『貸借対照表』の読み方・組織作り・講話などの話術など。 |
16ヵ月目
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企画力や指導力の養成・HPを通じた門人募集や制作など。 |
弐 段
昇段め目安は17ヵ月から、遅くとも20ヵ月。
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第5区分
考える
(4ヵ月)
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17ヵ月目
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職業としての糧と武術家としての両立を目指す。 |
18ヵ月目
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組織づくりと人脈づくり。人材の育成。 |
19ヵ月目
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職業の設定。武術家としての身の立て方と、「枯れない資金」の創作法。 |
20ヵ月目
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後援会組織や支持母体の確保に当たる。 |
参 段
昇段め目安は21ヵ月から、遅くとも23ヵ月。
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第6区分
卒業する
(4ヵ月)
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21ヵ月目
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卒業を控えて3ヵ月目には『卒業に際しての課題』が課せられ、“2年間の修行の成果”が試される最終区分。 |
22ヵ月目
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都道府県公安委員会許可の「古物商許可証」の取得。 |
23ヵ月目
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「刀剣商」や「美術品商」としての生計の道も開く。人脈を上層階級に繋ぐ為でもある。風流を解し、美術鑑賞などの美意識も養う。 |
24ヵ月目
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この卒業テーマに合格して、あえて卒業ということになる。
晴れて卒業日には、『恩賜の御信刀』が授与される。 |
四 段
または
五 段
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