最終進化と淘汰の時代
 二十一世紀はまさに人類の最終進化が啓示されています。そして混乱と淘汰が人類を襲い、世界は至る所で大変革・大激変に見舞われます。
 今から起こりうることを上げて見ますと、次のようなものが挙げられます。

1.地球規模の異常現象。
 大地震、大型台風、大冠水、大異常気象(旱魃や冷害による農作物の大凶作。家畜の伝染病や大量死)、海面の上昇、時盤沈下、火山の大噴火、大酸性雨、日照時間の減少、地軸の横転、小惑星の衝突、巨大隕石の来襲など。

2.世界同時大恐慌あるいは政治的な世界同時テロと経済の大混乱。

3.凶悪犯罪と青少年犯罪の低年齢化の激増。
 日本の青少年犯罪はアメリカを追い抜いている。アメリカは犯罪王国といわれながらも、青少年犯罪は日本ほど多くない。マスコミが作り上げた子供社会の崩壊が半ば常識化され、また公共の電波を遣ったテレビの白痴番組が子供を狂わせる元凶となっている。この現象は、一億総タレントとしてそれが顕在化。

4.大交通事故。
 大量輸送の高速鉄道や飛行機事故の多発。

5.食糧危機。
 アメリカをはじめとする食糧メジャーは国外輸出の農産物に厳重な規制を掛ける。また日本政府の減反政策は裏目に出て、日本国民を苦しめる。

6.エネルギー危機。
 中東で大戦争が勃発する確率は大。こうした戦争が起これば、日本の備蓄量は僅か一日で底をつく。同時に不景気が今以上に深刻化し、やがて日本経済は破綻する。
 これを機に、革命の嵐が吹き荒れ、地下に潜った日本赤軍が活動を開始する。日本共産党や革新市民団体が確実に議席を延ばしているのは、こうした革命蜂起の暗示とも思われる。

7.外国軍隊による日本への武力侵攻。
 日本列島は朝鮮半島からの「十日間電撃作戦」のターゲットに入っている。もしこうした有事が起これば、世界最大の債務国でアメリカ(この国は日本の債務が二百兆円以上もある)は「日米安全保障条約」を破棄し、狡猾にも南北朝鮮連合軍を軍事支援し、積極的に日本を滅ぼす側に回り、漁夫の利を狙うであろう。

 歴史が物語るように、日本は神武天皇以来、朝鮮半島の脅威に悩まされてきた。縄文時代が終焉を迎え、何故、弥生時代が到来したか、朝鮮半島や中国大陸の進攻政策に大きなかかわりを持っていた。
 その脅威の縮図は日米安保条約がキーワードとなり、現在もそのために日本はアメリカの軍事植民地になることを暗黙のうちに認めている。その証拠、在日米軍。

 アメリカの利益によって、朝鮮半島を見た場合、特に朝鮮民主主義共和国にとっては、韓国以上に日本は仮想敵国であり、その事をアメリカは一番よく知っている。また、南北両人民のアイデンティティが極めて統一の見解を示すこともよく知っている。この統一見解が一致した場合、日本は真っ先に朝鮮半島から武力侵攻を受ける危険性は大きい。

 またこうした武力侵攻に続くものとして、中国やロシア連邦が挙げられ、日本はたった一国で数ヵ国の軍隊を相手にしなければならないという悪夢が生まれる。
 更にアメリカの原潜もロシア連邦の原潜も、SSBN(核弾頭ミサイル搭載攻撃型原子力潜水艦)であり、何らかの武力侵略で戦闘状態が発生した場合、これら双方の原潜から日本に向けて核弾頭が打ち込まれないとも限らない。

8.エイズを始めとする、難病奇病の急増。
 この他、畸形病や精神病の業病が表面化する。まや一方で青少年の間で大麻などの麻薬がファッション化し、日本の将来を担う青少年が麻薬に汚染されることは逃れないであろう。
 肉食を中心とした食体系は、少年少女の早熟と異常性欲に拍車を掛け、裡側から崩壊に向かうであろう。

9.放射能汚染。
 人類は石油に代わるエネルギーを原子力に求めてきた。この因果関係は家庭内の電化製品の使用や、エアコン空調システムの快適化を求めた、豊かで便利で快適な住環境に元凶を持つ。また原子力発電所は、軍事上の核戦略のターゲットになっていることも忘れてはならない。
 次期戦争では間違いなく核弾頭が使用され、人類は業火の火に焼かれるであろう。

10.双頭戦略の罠。
 人類の近代史は双頭戦略の罠に掛かり、同じ民族同士が敵味方に分かれ、血で血を洗う紛争の時代であった。
 これは国家間でも、国内においても、あるいは企業の自由競争の構造においても、二つの二大陣営が、他を圧して争奪戦を繰り広げ、ついには分断するという構造を作る。かつて栄耀栄華を誇った王朝は、みなこの罠に嵌って滅んでいった。
 人類は画策される双頭戦略の二分化工作で、政治的思想に振り回されながら、いずれかの走狗になった歴史を持つ。

11.モラルの低下と自己主張の強張。
 戦後民主主義教育は自由・平等・博愛を掲げ、学校教育の中で、個人としての自己主張を強め、モラルを低下させる社会構造を作り上げた。悪しき個人主義が尊重され、ために人倫は乱れ、ウーマンパワーが爆発して男女均等雇用法が生まれ、何事にも慎みを忘れた人間が増加した。
 一方でこうした背景を援助し、マスコミ操縦や世論操作は益々巧妙に、しかも確実に国民の愚昧化を招くであろう。

12.家長制度の崩壊と家庭不和の現実。
 夫婦別姓の現実は、同時に家長制度の崩壊を意味する。ために家庭不和が起こり、「家族」という意識が薄れていくであろう。
 自由奔放が当り前となり、エゴイズムが民主主義の土台に居座った社会構造が生まれた。

 以上、社会現象の一つとして、大変革、大激変が起こり、宇宙は次の時代に突入したことを告げ始めています。
 この時代は、必然的には淘汰の時代であり、多くの人々はこの洗礼を受け、ついには淘汰されるという現実が来襲します。
 これは人によっては悪夢であり、また一方においては「建て直し」を意味するもので、未来の礎になるに違いありません。

 同時にこれは、人類を最終的に進化させ、「禊(みそぎ)をする者」と「そうでない者」との選別だとも言えましょう。
 「禊をする者」とは、血液の浄化(浄血)をもって、霊的神性を高め、波調を密にするという、霊的体躯の構築を意味します。
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