アメリカでは肺癌と大腸癌が圧倒的に多いことが知られています。また中国では食道癌、東南アジア諸国では腎臓癌、そしてオーストラリアでは乳癌が目立つと言った状態です。
こうした人体器官の発生する場所の異なりは、大きく気候風土が異なることによって、ガン発生に偏移差が生じます。結局、気候風土の異なりということが、食生活に大きく関わっているということになります。
したがって食生活の偏りを追求することで、多発するガン発病の原因を見付け出すことができます。
ご存じのように、日本では胃癌が第一位であり、それに続くものとして、昨今の食肉の多食が原因である大腸癌が直ぐ後ろを追って来ています。
さて、日本では何故、胃癌が多発するのでしょうか。
この直接の原因は、精白米にあります。米作地で胃癌が多発することはよく議論されることですが、これは米に由来しているのではなく、欠陥食品である精白された白米が胃癌の病因を作っているのであり、白米の常食者に限り、これが発癌の因子になっているということです。
したがって悪いのは精白米であって、米自体ではないということです。
つまり、米そのものとは、「玄米」であり、こうした状態を「米」と言い、米を主食にするべきである、と大東流霊的食養道研究チームは前々から主張しています。
玄米を主食にしますと、胃癌の予防になり、また根治するための重要条件となります。
現代栄養学は、日本人の「蛋白質摂取量が少ない。だから虚弱体質になって病気に弱い躰になる」と指摘しています。
しかし動蛋白が少ないことは、むしろ躰にとっては好ましい状態であり、この摂取量が少ないほど、ガン体質からは遠ざかることになります。
蛋白質摂取量が多いアイスランドでは胃癌が多発しています。また、昨今急激に牛肉などの肉食をはじめた韓国や中国では、胃癌よりも悪質な大腸癌や膵臓癌が急増しています。
動蛋白には、マイナス要因が非常に多く含まれていることを忘れてはなりません。 |
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