人類淘汰の時代が始まった
霊的体質を養う食餌法
  食体系の乱れは、必ず躰を蝕みます。
 そして一旦躰が蝕まれると、その範囲は精神にも及び、その気は肉体である「精」を通じて「神」(しん)に及び、神を冒して精神障害を起こし、魂は汚れ、霊的神性は地に落ちます。

 こうした状態になると、身魂(御霊)の質が低下して、顕界の様々な低級霊の波調と共鳴しやすくなります。そしてこうなると、肉体は、ただ魑魅魍魎(ちみもうりょう)を呼び込み、その容(い)れ物となって、霊的にはこうした低級霊にコントロールされる禍根が生まれます。病気の実態とは、こうしたものであり、現代社会は単に外科的な外傷のものだけでなく、内面的には内側から犯された、霊障などが絡んでいる事が少なくありません。

 特に精神障害の多くは、その99%が霊障絡みのものであり、動蛋白の必要以上の摂取で、こうした霊的神性を曇らせた結果、様々な病的兆候が現われるというのが現実です。現実に、精神障害を煩うと、神経科や精神科で完治する人はごく一部であり、その99%の人は、一時的に治ったように見えても、繰り返し再発し、こうした病院では入院病棟が、精神に障害を来した人で溢れ返っています。

 また現代精神医学の考え方は、人間を生体メカニズムと定義(人間は本来「神」「気」「精」の三つの分野から構成されいるが、現代の精神医学は、肉体である「精」の狭い範囲のみにしか目を向けていない)している為、脳そのものを生体の一部と決め付け、これに対して様々な精神安定剤を与えて、一時的に錯乱状態を抑えるという方法以外突き止めてないと言うのが現時点の実情なのです。

 そして動蛋白や乳製品の摂取過剰で、霊体分野を蝕んでしまった日本人は、年々増え続け、先進国特有の精神病者が蔓延するという現象が起こっています。ここに一人の人間が骨抜きになり、日本人の霊的神性が凋落(ちょうりゃく)する現実があります。
 つまり生命体を構成する人間が、その構成体のうち、霊魂域の主体である命体部分を抜き取られ、肉体のみを構成する生体のみの、魂を抜き取られた状態にされてしまうからです。

 これが体主霊従の「9:1」の分離比を持つ、殆ど物質的要素で作り上げられた獣人(けだものびと)の実態です。
 このタイプの人は、霊的には霊格の低下が現れ、その神性は低いものとなります。更に霊的波調も粗くなって、「粗の状態」となり、交わるものは幽界の狐狸の霊と融合する結果を招きます。

 まず食の乱れは、霊界上位の霊人(たまびと)または神人(かみびと)と、幽界下位の獣人に区別され、乱した人は怨念の沈む幽界へと流れていきます。つまり人間は、はっきりと二種類の上下に分かれてしまうのです。
 ここに「生けるもの」と「死せるもの」の明暗を分けているのです。

 「死せるもの」とは淘汰される側の人間であり、差し詰め、獣人がこの圧倒的多数の淘汰される側になってしまうのです。
 また「生けるもの」とは、霊主体従を実践した、霊人や神人がこれに入ります。
 既に述べましたように、玄米穀物菜食主義を徹底した人は、霊的波調が密になり、したがって交わる次元も、獣人よりは、より高度な神霊界と融合をします。この事が「生けるもの」との明暗を分ける事になります。

 現代人は、源初の人間のように霊的主体の「9:1」の霊的構造に復帰する事は出来ませんが、この分離比を相半ばして、「5:5」の半身半霊体に持ち込む事は可能です。
 こうした半身半霊を相半ばすれば、例えダイオキシンや放射能に汚染されたとしても、「生けるもの」としての存在確率は高いものになります。これは広島や長崎で原爆被災者として、人体には、殆どその被害を受けなかった、玄米常食者の生存によって裏付けられています。

 近未来において、様々な暗示が人類の頭上に降りかかります。それは昏(くら)い暗示ばかりであり、ハルマゲドン(Harmagedon/もとヘブライ語でメギドの丘の意味で、新約聖書ヨハネ黙示録では、神とサタンとの最終戦争の場所をこう呼ぶ)に由来する、阿鼻叫喚(あびきょうかん)に匹敵する恐ろしい大激変が発生するに違いありません。
 世界最終戦争が叫ばれ、一方において、大地震や超大型台風などの天変地異や、大放射能汚染などの大激変が預言されています。おそらくこれは、人類が今までに経験した事の無い、想像を絶するものになる事は間違いないようです。

 岡本天明師の示した『日月神示』などにも、「世界は、まぜまぜになる」と記されています。こうして「生けるもの」と「死せるもの」が区別され、浄化現象によって人類と地球は新たに進化すると考えられます。
 その為に、質の向上した強靭な体躯が必要となるのです。
戻る次へ