「朝食をしっかり摂る」という愚行は、飽食の時代を演出した食糧メジャーの指令に基づいて走狗する、医学者や栄養学者の陰謀です。
したがって「朝食は一日の活動エネルギーの源」とする提言は大嘘です。
この提言は人体(生体)と、動力機械や車などとを同一視して、本質的な違いを無視した短絡的な発想に他なりません。
例えば、動力機械は何らかの燃料を入れなければ動きませんし、車の場合はガソリンを入れなければ走りません。
ところが人体の場合、食べたものは少なくとも7〜8時間後でなければエネルギー化しません。食糧がエネルギーに変換される過程は、複雑な物質代謝系を経なければエネルギー化する事は出来ないのです。したがって朝食が、その日の活動源になるという事はありえません。
ちなみに理想的な食事回数は、朝餉、夕餉の言葉がある通り「一日二回」で、人間の人体構造は「水冷式哺乳動物」の形体をとり、一日二食というリズムを以って人体が維持できるように造られています。
ところが現代は一日三食の、明らかに食べ過ぎと思える状態に上乗せして、一日四食(間食の習慣で、食品会社のインスタント食品が元凶)が常識のようになりつつあります。
これは政府の食糧政策と、現代栄養学という似非(えせ)学問が、栄養士と医学者を巻き込んで起こした、食産業との「利権争い」で、多くの国民は彼等の仕掛けに踊らされているという実情があります。
あなたはテレビで、グルメ番組や料理番組が多過ぎると思ったことはないでしょうか?
私達は、常にご都合主義の縮図の中で、マスコミに操作されながら生きており、利潤追求の資本主義・キャピタルニズムの社会構造の中で、「仕掛人に踊らされる日常生活」を余儀なくされいます。
国民の胃袋は、こうしたご都合主義の競争原理に焦点を合わせた食品企業のゴミ箱であり、毎日知らないうちに、直ぐに死なない、微量の毒を投げ込まれているのです。そしてその毒が数年単位で猛威を振るい始め、気付いた時には手遅れで、末期癌だったということも珍しくありません。
この最たるものが牛肉を使った、某外食産業のハンバーガーや、某食品企業のインスタント・ラーメンや、薬漬けのカップ麺などであり、これはジャンクフードといわれる石油を媒介に使った危険な加工食品です。
私達の胃袋は、利潤追求が目的である、ご都合主義を掲げる企業体のゴミ箱であり、テレビのCMに踊らされているという現実に即刻気付く必要があります。
かつての日本人の食餌(しょくじ)の原形であった「直会(なおらい)」の精神に戻りましょう。
直会とは、ナオリアイの約語で、斎が直って平常にかえる意味の事で、 神事が終った後、神酒や神饌(稲・米・酒・魚介・蔬菜・塩・水などの供物)をおろして頂く「宴」の事を指します。
ゆったりとした気持ちで、私達に命を与えてくれた食物に感謝し、食べ物を粗末にしない心構えが出来れば、自然と粗食になり、その食べる量も従来の半分で済みます。また、食べられる食べ物を、みすみす残飯にしてゴミとして捨てるのは、節食の面から言っても、間違っているのではないでしょうか。
粗食・少食に徹し、命を育む食べ物に感謝の念を抱く事が出来れば、運も自ずと開け、これこそが開運の秘訣なのです。
最後にもう一度繰り返しますが、動物性蛋白質を摂ると、霊的神性が曇らされ、血が穢れます。また彼等とは同じ哺乳動物で性が近いために、彼等の殺された恨みの念がそれを食する事で肉体に蓄積されます。霊的にも肉体的にも、これで異常が起こらないのが不思議です。
霊肉ともに、揺るぎない安定した健康体を取り戻すためには「食への慎み」が急務です。食が慎みを覚えれば、色も自然と収まるものです。 |
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