理想的な肉体と霊体を目指して 半身半霊体への体質づくり(2) |
食生活の改善について (会社員 32歳 入会を考えている)
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断食はしているときよりも、断食が終わって“元の体質”に戻していく方が難しいことを忘れてはなりません。 本来断食を行うには、本断食を挟んで前期と後期の補食期間を設け、その中でも大事なのは断食終了後の捕食期間です。 断食をして失敗する多くの人は、本断食後の補食後期における普通食に戻していくときに失敗します。この期間に「大食いになる」というリバウンドを起こすからです。 あなたの場合、断言できることは、明らかに断食の弊害が出ています。おそらく「補食期間を設けずに、いきなり一週間の断食をしたことによる結果、反動が起き、体重が増え、躰が重く感じ、動きが鈍くなったと言うリバウンド現象があらわれたと思われます。 これを放置すれば、これからは肉常食者となり、生活習慣病などを抱える体になっていくことでしょう。 食肉について言及しておきますが、肉は酸性食品だから良くないと、多くの人は思い込んでいるようですが、良くないという理由に矛盾があるからです。 現実に、肉はコレステロールを殖やすから良くないとか、一方でアミノ酸が豊富などと喧伝されていますが、この考え方に矛盾があるわけで、まして肉をスタミナの元と思い込まれていることに、間違いがあるのです。多くの人は、肉がスタミナの元という思い込みを優先させ、多少肉にはマイナス面があるにしろ、スタミナを付けることが先決と考えているようです。 ところが、人間の生体というのは、一つの秩序だった働きをしています。したがって、生体は矛盾の無い働きをしているのであって、肉食をして血液を酸毒化しておいて、さらにコレステロールを増大させ、動脈硬化を引き起こす一方で、体にスタミナを付けるなどといった矛盾した働きはしないということです。 体にスタミナが付く条件は、まず血液が弱アルカリ性(生理的中性)という状態にあって、動脈もしなやかで、血液がサラサラ状態にあるときです。この時に限って、スタミナアップが図られるのです。 以上のことを念頭に置いて、断食は衝動的に行うのではなく、じっくりと計画をねって、途中で計画倒れにならないためにも、欲張って長期の設定をしないことです。 最初は「三日間」程度のものを実践して、次に「五日間」そして「一週間」と設定していく方が無理なく行え、リバウンドも起こりません。まずは断食していく体質に体を慣らしていくことです。 ちなみに始めて一週間程度の断食をすると、体重が約3.5kg程度うしなわれるため、その軽くなった分だけ浮き上がっている感覚を憶えます。 なお、断食によって直接、右脳から左脳へ切り替わり作用はありません。左脳は思考を新たにして、トレーニングを積んでいかないと、簡単には切り替わるものではありません。 まず、断食を行うには正しい断食の指導を受けて実践するべきである。 |