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●前頭葉の発達を促進させる「歓喜」 最終進化として現代人に迫られる自己変革への課題は、まず大自然から人類に与えられた食物と言うものを正しく理解しなければなりません。天地より許されている食物は、穀物と野菜のみであり、またこうした食物こそ、人類にとって最も優れた食物なのです。 しかし肉食をすると、血が穢(けが)れます。血液を汚染して、ガンを始めとする難病・奇病に取り憑かれます。 動物達は食すべき対象でなく、保護すべき対象なのです。したがって、天地から許された範囲以外の食べ物を食べると、それは宇宙の秩序や法則に反することになり、病気や怪我、不和や争い、事故や戦争と言った不幸現象を生み出す要因を作り出してしまいます。 今日の世界各地で展開される争い事の多くは、こうした動物を食べたと言う「肉喰った報い」が、人間に顕われているのです。 その人が毎日何を食べているかで、前頭葉の発達状態を窺う事が出来ます。食肉をする人は動蛋白を貪ることによって、血液が汚染され、身体的体調は大きく狂わされています。こうした体調の狂いや歪みは即、病気に繋がりますが、もともと人間の病気は、前頭葉の発達度で示されることになり、知性の未熟段階が病気に帰着しているだけのことなのです。 前頭葉の未熟段階が克明に顕われますと、高血圧や動脈硬化、高脂血症等は怒りっぽい人が罹り易く、これは爬虫類脳のR領域の活動によるものです。また胃潰瘍や膵臓炎(昨今は膵臓癌が増えている。ガンは炎症の一種)等の消化器系の疾患は哺乳類脳の辺縁系の活動が野放しになっている為です。 更に精神病疾患である、精神分裂病や神経症、鬱病や離人症と言った精神障害が顕(あら)われている人は、前頭葉の発達が阻害され、その為に辺縁系やR領域がうまくコントロールできない為に起こる病因です。 そしてこれらは、総て食の誤りから来ています。 現代社会は欧米化されていると言う事が、大きな特徴です。そして欧米化の食体系への誤りは「動蛋白を過剰摂取する」という現象に顕われ、欧米人が日本人以上に肥満で悩んでいる現実は、こうした過剰動蛋白摂取から来ています。 アメリカと言う資本主義の総本山のお膝元には、資本主義の流れに沿って大量に物を買い込むと言う、「大量消費時代」を作り出しました。この「大量消費時代」の汚染は食産業にも押し寄せ、物を大量に食らい込み、体内に腐敗物質を溜め込むという愚行に終始しました。この結果、心身共に病めるアメリカが生まれたのです。 まず私たちは、日本人が明治維新以前まで、連綿として守り通して来た「食体系」について考えなければなりません。かつての日本人の食体系の中には、「食べる」という行為そのものに、《食べる側》と《食べられる側》の双方に「歓喜」と言うものが存在していました。 食べ物を食べる行為は、《食べられる側》の「命を頂く」のですから、合掌して「頂きます」というのはごく自然の礼儀であり、《食べる側》の感謝が《食べられる側》に伝わっていた分けです。ところが現代はこうした感謝の念が次第に薄れ、《食べる側》と《食べられる側》の双方には、全く「歓喜」が循環しなくなりました。 一日三食どころか、「一日四食」に迫る勢いで、日本人は飽食と美食に明け暮れていますが、貪り喰う現代人に果たして歓喜に意識はあるのでしょうか。 歓喜とは、自と他、個と全がまつり合わし、大調和をした「歓喜」のことです。こうした「歓喜の念」なくして正流と交わることは不可能であり、したがって正流との交流に失敗した場合、人間は現象世界の反映として、「病気」という幻夢が顕われます。 まず、《食べる側》と《食べられる側》の関係において、肉食をする人、その動物の乳を貪る人、それを薫製やチーズ状態にしてその後、食べる人は、人間に奪われ、喰われる為に殺されると言った、同じ哺乳類脳を共有する動物の立場になって、考えてみた事があるでしょうか。 彼等にも、胎生で子供を生む以上、哺乳類脳の中には《愛情》や《交流》と言う意思伝達があり、夫婦や親子の情愛があり、生活があり、社会があります。傷つけられば痛みも感じますし、怒ることもあり、屠殺場に向かう運搬車の中では殺されることを既に察知して、悲しみの涙すら流します。そして殺されれば恨みを抱きます。 特に無惨な動物は、殺されて後、肉を喰われる為に飼われている動物達です。彼等は殺される為に生まれ、良質の食肉として人間に食べられる為に飼育されます。 しかし彼等は、自由を奪われたそんな状態でありながら、こうした境遇から抜け出す術(すべ)を知りません。彼等は自分自身をどうしたらよいのか分からないのです。彼等、動物の心は愚かさで曇らされています。愚かさと無智の為に、果てしない輪廻の輪の中にあって、ここから抜け出すことを知らず、しかもこの輪の中で埋没しているのです。 あなたは、自分の日常生活の中で、動物達の悲しい嘆きを聞いた事があるでしょうか。彼等、動物達と心の弦を共にして、それを共鳴させれば、必ず動物達の深い悲しみが解って来るはずです。 もしかしたら、動物の彼等は、かつてあなたの父や母、兄弟や姉妹であったかも知れないのです。しかしそれを訴える術(すべ)を、彼等は知りません。少しでも、あなたの心の中に、ああやって苦しんでいるのは、もとは自分自身なのだと思い抱けば、彼等に深い愛情と慈悲の心を込めながら、彼等が動物に生まれた苦しみを理解出来るようになれば、決して彼等を殺して食べようなどと言う気持ちは起こらないはずです。 その苦しい悲しみが、動物と共に、共有出来る心に進化した時、あなたはいま苦しんでいる心身に降り掛かった病気から解放され、一切の不幸現象は、あなたの周りから消滅して行くのです。 特にガン疾患で苦しんでいる多くの人は、「肉喰った報い」であり、今迄の動物を食した悪業を反省して、彼等に憫(あわれ)みの心を向けた時、あなたの病気は幾らかでも和らぐはずです。 そして「ガン」という病気は正常細胞が、畸形化して異常細胞になる病気であり、人体の弱った箇所に飛び火して、特別に肝臓癌とか、大腸癌と言った特有の病気はないのです。 なおガンという、憑衣・憑霊現象の一貫として起こるこの病気の一大特長は、どの部位のガンでも、非常に似通った共通性を持っていて、ガンは、上皮細胞(器官や臟噐を覆っている一番外側の細胞)に起こる病変です。したがって上皮組織がある部位ならば、何処にでも発生する可能性があります。この場合、発生部位によって症状の出方は異なって来ますが、発病条件や治癒条件は殆ど変わりありません。 したがって現代医学が言うように、「○○ガン」等という事には、全くこだわらなくていいのです。 現代医学でもガンの対処の仕方は、脳腫瘍だからこうする、白血病だからこうする、肝臓癌だからこうするという考え方で治療を展開するのですが、基本的には総てのガン疾患は同じ条件によって病因が発生したと言えます。 ガンとは、食事の誤りによって正常細胞がガン細胞に変異したものですから、その人の一番の弱点箇所に取り憑くものであって、煙草を吸うから肺癌になる、あるいは周りに煙草を吸う人が居たから肺癌になったと言うわけではなく、もし、肺臓の状態が正常で、胃に異常が合った場合、喫煙者の周りに居た人は肺癌にならずに胃癌になってしまいます。 したがってガン疾患患者は、ガン体質の解消をはかくべく食事療法によって浄血に努めながら、正しい自然食両方を行なっていけば、どの部位に出来たガンでも自然治癒力によって消滅していくものなのです。 また自分は卵巣癌だからこのケースは当て嵌まらないとか、食道癌家系であるから自然食療法は無理ではないのか等と考えるのではなく、食事法によって浄血を徹底すれば、間違いなく正常な状態に復帰出来るものなのです。 そして何よりも大切な事は、自他離別の想念を抱くのではなく、愛の想念をもって動物達の悲痛な叫びを我が心に止めて、慈悲の心を込めながら、動物の立場をよく理解することです。ガンに限らず、総ての成人病は、「肉喰った報い」であり、これを食することを止め、深い反省と共に、動物などの動蛋白粗摂取したことを改心して、天地から許された食べ物のみを食すれば、憑衣・憑霊されたガンは自然に消滅し、大急ぎで血を綺麗にしていけば、ガンと言う憑衣・憑霊現象は自然治癒していくものなのです。 ●《癒しの杜の会》のメール相談室 |
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