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●医者任せ、病院任せ、薬任せの呪縛からの解放

 多くの日本人は、未(いま)だに医者任せ、病院任せ、薬任せの呪縛(じゅばく)から解き放たれることなく、この「任せ」という言葉から解放されていない現実があります。
 そして重大なことは、薬剤で病気を叩く、細胞の異常箇所を外科手術で患部ごと切り取ると言う、これまでの現代西洋医学の医療法では、様々な成人病や現代病に対しては、殆ど効果が上がらない実情が濃厚になって来ました。

 現代という時代の、一見便利で豊かで快適な生活空間は、その一方で、私たち現代人に様々な反動を齎(もたら)しました。この皺寄せの最たるものが、成人病や現代病で、こうした慢性病は今日の三次元医学では「治らない」ということではないでしょうか。
 そしてこうした状況下で、私たちの躰(からだ)は、確実に蝕まれている現実があります。

 私たちの躰を、今日の生活環境が少しずつ、しかし、確実に蝕んでいるのです。その為、病気の要因を叩いたり、切り取ったりして、これらを一様に外敵視し、排除しても、そもそもの生活環境が狂っているのですから、完全なる健康は臨めない終局を迎えているようにも思えます。成人病や現代病が完治しないのは、こうしたところに、その要因が潜んでいるようです。

高血圧症の元凶は動蛋白摂取過剰と、「肉はスタミナの元」という妄信から起こる。動蛋白は血液を汚染させるのである。
 そして、肉常食をすることにより、動脈は更に硬くなって、その動脈壁にはコレステロールが沈着して、組織が壊され、壁が肥厚・硬化して弾力性を失い脆
(もろ)くなる疾患を引き起こす。

 また高血圧・肥満・糖尿病などにより、更に促進され、血流障害を起こす。これらの元凶の要因となっているのは、動物性脂肪・タンパク質の過食であり、なたこれらの食品は腸内での腐敗を促し、その結果として
「血液をドロドロ」にして、身も心も汚染しているのである。やがて、こうした汚染が体内を循環し、細胞組織の弱いところに取り憑いて炎症を起こし、この炎症が、つまりガンの発症なのである。

 また、現代人を大きく狂わせているのは、現代栄養学の食指針に遵(したが)う食生活と、その食べ物の誤りから起こる、動蛋白摂取過剰が、種々の成人病や現代病を呼び込んでいる実情があります。
 特に成人病でも、動脈硬化が要因となる高血圧、動蛋白摂取過剰から起こるガン発症などの悪性腫瘍(しゅよう)、糖尿病、更には肺気腫はいきしゅ/肺胞が拡大して、肺胞壁が萎縮(いしゆく)消失し、肺が持続的に拡張する状態で、換気障害・右心肥大・右心不全などを来す)や骨の退行性変化などが挙げられ、壮年期以後好発する病気も、今日では生活習慣病の形をとって、老若男女を襲う現実があります。
 そして、こうした病気が慢性化して、躰に取り憑(つ)いた場合、「殆ど治らない」という実情にあります。
 ガン発症などでは、よく「5年生存率」などの言葉が使われますが、ガンに罹(かか)って最長でも5年未満は、「摘出手術や抗癌剤投与をして、うまくいった場合は5年間を上限に生きられるが、5年以上生きることは殆ど無い」ということを、裏返しした言葉です。

大型の高級魚を食べれば血が濁る。一般に魚肉は和食なので、四つ足の動蛋白と違って健康にいいと思われているが、大型高級魚も四つ足と代わるところはない。一旦腸内に取り込まれれば、腐るのである。この「腐る現象」が、腸内腐敗を引き起こし、魚の中でも腸内腐敗を齎(もたら)すのは、マグロなどの大型高級魚である。

 人間にとって有効とされる魚は、背中の青い、掌サイズの、頭から骨も含めて、丸ごと食べられる小魚のみである。また、魚介類では魚の他に、貝など水産動物のみである。

 成人病や現代病に罹(かか)る多くの人は、平素から動蛋白摂取過剰に、病根の元凶を抱えています。その為に血液がドロドロであり、動脈は硬化傾向にあって、それらの元凶を齎(もたら)しているものが、肉(四つ足ならびに鶏肉や高級魚の魚肉)、乳製品(牛乳ならびに、牛乳を加工した製品で、バター・チーズ・練乳・粉乳など)、動物油などの脂肪食品、卵類などです。こうした食品はできるだけ摂らないようにして、中庸(ちゅうよう)に体質を向かわせる「正食」に心掛けねばなりません。

 下記に紹介した健康食品や健康飲料水は、高血圧症改善の為の有効な食品です。血圧を正常に保ち、高血圧症を予防するには、「正食実践」と倶(とも)に下記の食品を加えるとより効果的です。

  小豆は昔から脚気(かっけ)の妙薬とされていました。ビタミンB1が豊富で糖質の代謝を促す働きがあり、肥満予防に有効な食品です。その他にも、ビタミンA、B2、タンパク質、鉄、カリウム、カルシウム、食物繊維なども多く含まれています。利尿効果や解毒作用があり、体内の余分な水分を取り、血液を綺麗(きれい)にする働きがあります。腎臓が弱っていたり、むくみのある人、血圧の高い人には有効な食品です。
  十穀の主成分は約60%程度が玄米であり、これに合わせて、もちあわ、ひえ、みちきび、赤米、黒米、丸麦、押麦、はと麦、たかきび等が約40%含まれています。これらは繊維質が豊富で、脂質はリノール酸、オレイン酸などの不飽和脂肪酸が多く、血中のコレステロールの増加を防ぎます。特にビタミンB群は豊富に含まれ、E、鉄、カルシウムなどを含み、疲労回復や老化防止に大きな効果があります。
  薬膳米で、超早稲種の玄米です。この米は成熟前の未成熟米で、成熟までの勢いを秘めた、精気が一杯詰まったもので、従来の発芽米の二倍以上のエネルギーと微量栄養素を含んでいます。
ビタミンB群が豊富であり、通常玄米の二倍の胚芽を食べると言う事になります。これにより腎臓の働きが良くなり、同時に腸壁内の掃除もしますので、血圧を下げる効果があるようです。
  椎茸はマツタケ科の「食用きのこ」です。シイ・カシ・クリ・クヌギなどの広葉樹の枯木中に生じ、傘の外面は紫褐色または黒褐色で、裏面と柄とは白く、生のものは淡味です。また干したものは香りが高く、ビタミン群や鉄分が豊富で、食する時は太陽に一時間くらい日射するとビタミンDが豊富となります。薬効としては動脈硬化や高血圧症の予防になります。その他にも、老化よびうや貧血予防の効能があります。
  和布昆布は、高血圧予防とその改善策の食品として抜群の効果があります。カルシウム、カリウム、ヨウ素、ビタミンA、B2、Cなどを含み、アルギン酸などの水溶性食物繊維の供給源として優れています。便秘などを解消すると同時に、コレステロールや塩分を体外に排泄する働きをします。また、躰に出来たしこりむくみを取り除きます。成人病予防には、なくてはならない食品です。
  カバノアナタケエキス粉末にケストース(フラクトリゴ糖)、ビオチンを配合した栄耀機能食品です。その他、難消化性デキストリン、ビタミンC、パントテン酸Caなどが含まれています。
この食品は高血圧症改善の為に効果があります。一日、1袋〜2袋を水に溶かして飲みます。薬局や健康食品店で販売されています。
  一般に市販されている胡麻麦茶です。ゴマペプチドなどを含み、他にも大麦、はと麦、大豆、黒胡麻などが含まれています。
清涼飲料水としていられていますが、ゴマペプチドは血圧の高めの人にいいとされています。一日1本を目安に飲みます。しかし、本食品が清涼飲料水として製造されている為、薬用効果は殆ど無く、血圧降下の能力は低いようです。

 高血圧症は、大循環系の血圧が慢性的に上昇する病症です。高血圧症には腎性や内分泌性など原因疾患の明らかなものと、本態性高血圧とがあります。そして高血圧症は動脈硬化、心肥大、腎硬化、脳出血などを招来する病気です。

 また、血圧亢進症という、血圧が異常にかつ慢性に亢進(こうしん)する病症を伴い高血圧の症状を齎(もたら)します。血圧亢進症には大循環系にみられるものと小循環系にみられるものとあります。自然食などの食事療法もせず放置すれば、命取りになりかねない病気です。そしてその元凶は慢性疾患によるものです。

 また、高血圧状態を放っておくと、脳や心臓、腎臓や眼といった人間の一番重要な器官に傷害が起こり易くなり、命を奪われる危険が生じます。とはいえ、薬剤等の使用は感心しません。

 普通、高血圧症の治療には一般的に「血圧降下剤」が使われます。しかし、ボケの要因を誘うので、諸手を挙げて賛成することは出来ません。
 何故ならば、高血圧は血圧を下げるだけでは、その病気そのものを治したことにならないからです。症状のみを消して、病気そのものは野放しにすると言うのが、現代医学の慢性病に対する考え方で、実は高血圧を招いている体質的な偏りは殆ど改善されないからです。この末梢治療は警報器が鳴っていて、これが煩(うるさ)いからといって、警報器のスイッチを切るようなものです。

 現代医学の不得意な分野は、ガン疾患や高血圧などの、長年の生活習慣から起こる、こうした病気の分野であり、特に高血圧では、喩(たと)えば血圧降下剤を使った場合、血圧が一時的に下がったように見え、症状が軽くなります。
 しかし、この軽くなった状態を、恢復(かいふく)に向かっていると勘違いしてしまうことです。その上、この軽くなった状態は、本来の元凶であった病状そのものを悪化させてしまいます。つまり、血圧だけを下げて、肝心な高血圧は全く治っていないからです。
 「血圧の低下」イコール「高血圧が治癒された」の、この図式は高血圧には当て嵌(は)まりません。

 まず、今日の間違いだらけの現代栄養学が奨励している、「肉と野菜をバランスよく」の思考を捨て、また、「一日30品目以上の副食を摂る」という訝しな論理を捨てなければなりません。人間は、四つ足動物からタンパク質を摂らなくても、玄米、黒豆、大豆ならびにこうしたものを加えた、雑穀ご飯などの植物性タンパ質で補うことができるのです。植物性タンパク質を摂れば、血液はサラサラになっていき、高血圧は自然に治っていくものです。

 高血圧の元凶を齎(もたら)しているのは、肉や卵などの動物性タンパク食品です。これらの動蛋白食品が、血液中のコレステロールや酸類、窒素化合物を増大させ、血液の粘りを増して血圧を高くするのです。また、一日3度以上の過食も、高血圧症の病因を招き、性腺を刺激して異常性欲を起こし、老化を早め、早死にを誘発しているのです。

 昨今の小中学生などの子供が、性に対して異常な関心を示し、小学校高学年から既に異性関係を持っている実情は、総(すべ)て動蛋白摂取の元凶であり、特に、肉の常食は人間の性腺を異常刺激して早熟に走らせます。そして、老化を早めているという今日の社会の風潮から考えても、動蛋白摂取過剰が危険な状態を作り出しているのは明白な事実です。
 つまり、早い時期から異性関係を持ち、それが常習化すれば、それだけ老化が早まるということです。
 その証拠に、昨今の青少年男女の面(つら)構えは、動蛋白摂取過剰の為に、荒淫(こういん)に充(み)ちています。相手に少しでも隙(すき)があればと、それに乗じようと虎視眈々(こし‐たんたん)としています。

 昨今の少年少女は、一見可愛らしくあるけれど、その本性は男も女も、度が過ぎるほどの情欲に耽ることで、脳を煩悩(ぼんのう)に灼(や)いている側面がありありと現れています。彼等が極めて動物的であることも、肉食の弊害であると思われます。男女が愛するとは、「寝ること」と、この年齢層は勘違いしているのです。

 そして、こうした青少年男女に共通していることは、日本人には、これまで余り匂わなかった体臭がきつくなり、肉食主体の食生活をしている欧米人並みに、非常に臭いことです。また、肉を常食にする少年は、包皮と亀頭の間に溜まる垢様の物質の、所謂(いわゆる)恥垢(ちこう)が多くなり、特に、包茎に多く見られる、陰茎癌の病因となります。
 また少女でも、陰核や尿道の周りに垢様の物質が溜まります。肉食を好む少年少女は、既に、身も心も、性的早熟と倶(とも)に老化が始まっているのです。つまり性的早熟は、それだけ早く、精禄(せいろく)を短期に使い果たしてしまうのです。

 少年少女時代に、小中学校時代の早い時期に異性関係を持った男女は、大人になっての、二十代後半から、その多くが、男性であれば陰茎ガンや睾丸ガン、あるいは前立腺肥大症という病気に苦しめられ、また女性の場合は、子宮筋腫や子宮ガン(子宮に生ずる癌腫で、子宮頸癌で主として扁平上皮癌と、子宮体癌で主として腺癌があり、前者の頻度が高く、その原因は男の恥垢とされる)などの病気で苦しめられます。何(いず)れの病気も、早期発見であれば、一応外科手術などで治りますが、しかし、術後は失うものも多く、実に惨じめです。

 老化のメカニズムには、老化を促進させる種々の要因が横たわっています。また、老化と高血圧の関係が深く絡み合っています。更に、これを促進させているのが、過食や血流傷害を起こす活性酸素です。

血圧降下剤が老化を早める理由は、血圧降下剤が、非常に酸化力が強いからである。また血圧降下剤には、薬剤自体に還元力がなく、その為に、体内で活性酸素に電子を与えて消してくれないからである。こうした事が老化を招き、ボケを生む。

 食品でも酸化力が強いか、還元力が強いかで変質し易く、空気に触れると変質して古くなったものは食べられないのである。喩えば、酸化力の強い食べ物としては、リンゴ、桃、梨、レモンなどの果物や清酒や紅茶などである。また、水も同じである。

 「人はなぜ老いるのか?」ということを考えてみますと、次のことが考えられます。
 その一つは、「中枢性の老化促進」です。それは脳・神経系、内分泌系から、体細胞の働きに抑制がかかり、それが老化を進行させる元凶となっていることです。
 喩(たと)えば、脳ホルモンのカレコールアミンが減少したり、神経ホルモンのセロトニンが増加するのが中枢性の老化だと考えられています。

 次に「抹消性の老化促進」です。これは躰を構成している体細胞が老化していくメカニズムです。喩えば細胞内部の老廃物の収納機能が破壊されることにより、老廃物の汚染が広がり、細胞質が老化したり、細胞分裂が繰り返されるうちに、一種の磨耗(まもう)が起こり、細胞核が老化すると考えられています。

 しかし、躰の世界を全体像として考えてみると、更に、その因果関係を追求する必要があるようです。つまり、「血」と「食」の関係を明確にしなければなりません。則(すなわ)ち、老化促進のメカニズムを追うだけでなく、消化機能の加齢的減衰が、老化と深く関わっていることを考えて見なければなりません。

 腸造血説の立場から考えると、腸は紛(まぎ)れもない「造血器官」にあたります。この造血器官が健康と長寿の鍵を握っているのです。したがって、腸内環境を云い状態に保持していく必要があります。質のいい血液が造られて、確実に延若不老の実を挙げなければなりません。
 その為に有効なのが、醗酵食品(発酵作用に微生物を使った食品で、醤油、味噌、納豆など)であり、これにより「整腸」を図る必要があります。その一つが「酵素」です。
 効率よく酵素を取り込めば、腸内の整備はスピードアップされるものなのです。

 さて、次に「なぜ血圧が上がるか」ということを考えて見なければなりません。
 喩えば、脈拍が速いのも、呼吸が浅く速くなるのも、あるいは熱が高くなるのも、こうした現象は躰に必要であるからこそ起こるのであって、必要のないものが無意味に起こるのではありません。人体の生理機能は整然として、秩序立っているのです。
 これは言い換えると、躰を悪くする為に起こる現象ではなく、よくする為に、別の箇所から改善法指示の為の、あるいは危険を知らせる危険信号が起こっているものと考えられます。

 それは血圧力を高くしてまで血液を循環させて、細胞に送らなければならないと云う働きが起こっているからです。したがって、血圧だけを、無理に下げようとしたのでは逆効果であり、明らかに危険信号の警報だけを遮断するようなものです。

 喩えば、熱が出て解熱剤で熱を下げる。あるいは血圧が高いので、血圧降下剤で血圧を下げると言う、医者任せ、病院任せ、薬任せでは本当の解決策にはならないからです。
 これは丁度、家の何処かの火災報知器が出火に反応して、警報を鳴らした時、その報知器の音が煩(うるさ)いからと云って、そのスイッチを切ってしまうようなものです。解熱剤も血圧降下剤も、まさに出火を知らせる火災報知器のスイッチを切ってしまうようなものです。音が煩いからと云って、肝心な火事を処理せずに、警報器の音だけを切ってしまう行為なのです。

 高血圧症を改善しようと思うなら、むしろ薬に頼らず、断食をすることのより、最も無理なく、自然な形で、血圧は自然と正常な状態に戻っていくのです。断食のより、躰全体を浄化し、血液を浄化すれば、血圧は正常値に戻っていくものなのです。
 では、誰にでも無理なくできる「3日間のミニ断食」をご紹介致しましょう。



●高血圧解消法の為のミニ断食

 世の中には、いろいろなダイエット法が流行し、多くは医学的根拠のない、偏ったものばかりです。「健康法」とか「ダイエット法」と謳(うた)っていても、多くは独断と偏見に充(み)ちた健康法であり、また危険と背中合わせのダイエット法です。
 そして悪質なものは、サプリメントブームの波に乗って健康食品を大量に買わせて、これを使用すれば「痩せる」と謳っていることです。無理なダイエットは、その直後一時的に痩せても、直ぐにリバウンドの魔の手に絡め取られ、また「旧(もと)の木阿弥(もくあみ)」に戻ってしまいます。

 そこで《癒しの杜の会》でお奨めしたいのが、「酵素」の優良酵素を使ったミニ断食です。「酵素」は何処の薬局にも売られている大高酵素の食品です。この食品を使って、「3日間のミニ断食」に入ります。
 現代人は、体内に入れ込む健康法ばかりに眼を奪われていますが、実は体内に取り込むよりも、体内に蓄積された重金属や老廃物を、「出す健康法」に目を向けなければならないのです。

 まず、ミニ断食によって、高血圧症が改善されていくプロセスをご説明致しましょう。
 断食すれば、高血圧症の人が99%まで下がります。また血圧が下がるばかりでなく、断食により自然治癒力が働き、高血圧症そのものが改善されていくのです。それは次の理由によるものです。

これまで腸壁内に腐敗物質として溜め込まれた宿便や黒便が排泄される。
躰の無駄な脂肪やタンパク質が燃焼される。
血液やリンパ液が浄化される。
動脈の効果が柔らぎ、筋肉圧が解消され、動静脈の副合管(動脈の毛細血管から静脈の毛細血管に移行される箇所)である、グロミューが開発される。
心臓や腎臓などが正常に戻る為に、相乗効果として心臓や腎臓などの臟噐も改善されていく。

 健康の為に「痩せたいと思っている人」は意外に多いものです。そこで最も有効なのが、「ミニ断食」であり、《癒しの杜の会》では、断食メニューを「3日間」と定めて、誰にでもできる簡単な断食をご紹介しております。

 断食をすると「痩せる」というのは、体内のタンパク質や脂肪を燃焼させて痩せて行くわけですが、問題なのは、脂肪をより多く、効果的に燃焼させる方法です。一般の断食では、タンパク質と脂肪の両方を燃やす為、この種の断食はある意味で、非常な「辛さ」を覚悟しなければできるものではありません。
 したがって、「三日坊主」どころか、多くの人は「半日」でギブアップしてしまいます。こうした事が起こるのは、多くの人が過食や動蛋白摂取に慣れ過ぎていて、その為に「空腹に耐えきれない」ということです。

 三度三度に食事をして、何か食べ物が胃の中に充たされていないと、貧血状態になったり、落ち着かずに、イライラして感情を露(あらわ)にする現実が横たわっているからです。
 街の至る所には、種々の看板を掲げた食べ物屋があり、コンビニがあり、ファミレスなどが立ち並んでします。過食することに危険を感じない、無知な大衆を絡め捕ろうとしています。
 何処へ行っても24時間、食べ物が口に入る環境があります。これが現代人を、一層、「空腹トレーニング」に対し、ひ弱にしているのです。

 また、現代栄養学の食指針もあって、「一週間も、二週間も、何も食べ物を摂らなければ死ぬ」とか、「肉と野菜はバランスよく、一日30種類以上の副食としての御数(おかず)を食べる」などの、全く人体のメカニズムを無視した論理が罷(まか)り通っている為、多くの日本人は、これを妄信している実情があります。
 その為に「断食」と聴くと、異端者の話を聞くように、眉間(みけん)に皺(しわ)を寄せ、眉を顰(ひそ)めるのです。しかし、こうした思考は偏見に充ちていますし、本来の医学を無視した考え方と言えましょう。

 さて、《癒しの杜の会》がお奨めする「三日間のミニ断食」の目的と断食法は、次のようなものです。この断食法で断食をやれば、断食特有の貧血や眩暈(めまい)や倦怠感などは起こらず、仕事や学業をやりながら実践する事が出来ます。

【断食をする目的】

日頃疲弊(ひへい)した過食気味(一日三食以上の食事は食養道からいって紛れもない過食)の胃腸を休めることを目的とし、正常細胞の活性化を促す。また、ガン発症の予防となる。
体内に蓄積された動蛋白が齎(もたら)した有害物質・腐敗物質・その他の老廃物を排除して血液状態と、血液の循環を良好にする。現代栄養学の食指針を妄信している人は、肉などの雑食をしている為、その多くの人が、血液を汚染している。
体脂肪を多く燃焼させることで、軽快な体躯(たいく)を造り上げる。


【3日間ミニ断食法】
起床直後
起き抜けに、まず350ml程度のコップで、ミネラルウォーターを1〜2杯飲む。
朝の補食
玄米スープか野菜ジュースを200mlと、「酵素」を90mlを飲用する。
昼の補食
玄米スープか野菜ジュースを200mlと、「酵素」を120mlを飲用する。
の補
玄米スープか野菜ジュースを200mlと、「酵素」を90mlを飲用する。

 以上は標準的なミニ断食の一日のメニューです。また、一ヵ月に1回の割り合いで行うと、一度手に入れた健康が持続されます。
 高血圧改善ならびに健康法として実行される「3日間ミニ断食」は、体細胞の新陳代謝を活発にさせる為に行うものであり、これを実行する際は、一日に約2リットル程度の良質水かミネラルウォーターを飲用して、常時水分の普及をして下さい。このミニ断食メニューを実行すれば、多少人によって異なりますが、だいたい4〜5kgの体重が堕(お)ちます。

 また、空腹を感じる場合は、市販の無添加の野菜ジュースなどを飲用するのも、無理なく断食が出来て、より効果的となります。暴飲暴食で胃を荒らしている人は、胃拡張状態か胃下垂状態にあり、胃が痛むことがありますが、この場合は「大根卸し」の卸し汁を飲めば、多少の痛みが和らぎます。


【断食終了後に摂取したい薬用効果食品】
 過剰なコレステロールを取り除く食品としては、昆布(こんぶ)や和布(わかめ)などの海藻類、胡麻油などの植物油、椎茸(しいたけ)など茸類を摂る。
 血圧を下げる食品としては、そば粉、胡麻、胡桃(くるみ)、ナッツ類を摂る。
 浄血によって血圧を正常化する食品としては、味噌、青菜類、人参、小豆、玄米などを摂る。

 以上を肝に命じて実行すれば、体質が良くなり、高血圧症が改善されるばかりでなく、その他の疾患も改善されていきます。