ベジタリズムは二十一世紀の新しい倫理的規範となる
 バーナード・ショウは「われわれが動物を虐殺し、その肉を食らい、人間がこれに満喫して居る間は、戦争は永遠に終わらないだろう」と言っています。
 そして「わたしたちの肉体が、殺された動物の肉体と、その魂を安置する墓場であるならば、この地上にどうして理想郷を出現させることが出来ようか」と結んでいます。
 他人との争い事や地域紛争、そして戦争と肉食の結び付きは、やはり密接な関係にあると思われます。

 そして中国や近隣諸国では、最近好んで牛肉が食べられるようになり、こうした巨大な人口を持つ大国家やその周辺で、牛肉の大量消費が拡大すると、世界は益々肉食推進の方向に向かい、その地球規模の大破壊は、もはや人知では止め難いものとなります。

 現代蔓延する肉食主義と飽食三昧の食文化に、どっぷり首まで浸かり、これに何の疑問も抱かず、日々をおもしろ、おかしく明け暮れる現代人は、肉体から難病・奇病を、魂から霊格低下を、舌先と胃袋から美食を、国家から内乱と分裂を、家庭から暴力と不和を、そしてあらゆるものから、度を越した過剰をという方向に向かって驀進しています。

 しかしこうした終焉は、淘汰によって終わりを告げ、これからの新しい倫理的規範となるのは、大部分が陸性植物食品によって主体の八割がなされ、残り一割が魚貝類、後の一割が近海の海藻類の食比率となっていくでしょう。
 人類が進化する、半身半霊体の体躯を持つために……。

 そしてその第一歩は、まず乱れた食を正し、神より与えられた植物性の食物のみを食し、血液を浄化することによって始められるのです。
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