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●骨盤・肩胛骨・頭蓋骨が弛むと、併せて身長も23ミリ低くなる 人体は骨盤が弛み、その弛みによって肩胛骨の左右のバランスが崩れ、遂には頭蓋骨の関節が弛んで、顔が膨らみ、体型が紡錐形になるという現象を起します。 紡錐形とは三角錐あるいが円錐のように、上体が細く、下半身に行くに従って太くなると言う現象です。紡錐形になる現象は、体内の老廃物が排泄されずに、重力に伴って下半身に沈むと云うことです。こうした体型になると、身長も縮み、青少年期よりも身長が低くなります。 人間は年齢を重ねれば重ねるほど、身長は縮み、紡錐体型が激しくなる。腰骨部分の仙腸(せんちょう)関節が弛(ゆる)み、背骨が下がり、更には背骨と背骨の間にあるクッション代わりの椎間板(ついかんばん)に水分が欠乏して、身長が縮むと云う現象が現れます。要するに、背骨と背骨の間隔が縮まることなのです。
人間の椎間板は、全部で23個ですから、各々の椎間板が1mm縮んだとして、1ミリ×23個で、23mmも縮んだことになります。
人間の骨格は、まず、骨盤を引き締めることで、総ての弛みが解消されます。 骨盤が締まると、脚と腰が強健になります。これに連鎖する形で、左右に正しい均衡が戻って来ますから、肩胛骨の左右の歪みが治り、肩胛骨の関節が締まります。 肩胛骨の関節が締まると、次に頭蓋骨へと連鎖し、頭蓋骨の関節の弛みが正されます。つまり顔が引き締まるのです。 顔が引き締まると脳の働きも旺盛になりますから、頭脳明晰となって頭がさえ、回転が早くなります。 しかし、人間が生き物である以上、呼吸をして横隔膜の膨張・収縮の開閉が行われ、呼吸と同時に常に開いたり閉じたりしています。人間の脊柱もこれに併せて、開いたり閉じたりしているのです。骨盤・肩胛骨・頭蓋骨の開閉作用には、開く前には食事後の老廃物が腸内に溜まった状態の時に開き、これが排泄されることにより、閉じる方向へと向かいます。そして睡眠をすると、徐々に締まっていき、朝目が醒(さ)めると、よく締まった状態になっているのです。 特に骨盤がこうして締まった状態の時に、便意を催し、したがって朝は排泄タイムなのです。この排泄タイムに食事をすると、折角これまで睡眠中に締まった骨盤の関節が弛み、これに肉体労働等が加わると、即、ギックリ腰等の腰痛を招いてしまいます。 だから現代栄養学が云うように、「朝食をしっかり摂る」と言うスローガンは、全くのナンセンスであり、「朝食を摂る」という行為は「食べ過ぎ」に拍車をかけるようなもので、更に、「1日30品目食べよ」という現代栄養学の考え方は、「早く老化せよ」といっているようなもので、日本人は、戦後教育において「栄養が足りないと病気になる」という迷信が、獣肉や乳製品の動蛋白を多く摂るようになり、種々の現代病を作り出したのです。また、その元凶は食べ過ぎによる内臓疲労から起るものでした。 現代人は飽食により、「死期を早めているのである! 」ということを、私たちは認識しなければならないのです。 |