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はじめに 大東流とは? 技法体系 入門方法 書籍案内
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志高く、より良く生きるために

「武を嗜む道」は、また悟りへ向かう道でもある。人の世の通念意識の中には、一方で建前論が罷り通っているなか、その他方で、矛盾や混乱、あるいは時として滑稽なる悲喜劇が繰り返されている。
 しかし、こうした人生劇の中には、人間を人間たらしめない、雑念や妄念に振り回される現実が、人を人とならしめないのである。

 古人は、道を踏み行う場合、雑念や妄念といわれる煩悩から解脱する為に、「修行」という、悟りに目的に向かって歩むことを学んだのである。そして、それはまた、「自己完結への道」でもあった。


■ 総本部・尚道館
(そうほんぶ・しょうどうかん)







入門審査実施について(詳細はこちら) 入門審査料2,000

【学生、社会人部】
 体験入門を通じて稽古に参加してもらい、その稽古過程と、口述応答(人格本位で、言葉使いが重要な合否判定を占めます)の面接を行い、それを審議した結果、その合格者を入門許可いたします。

 入門審査については、学歴や性別を問わず、過去にスポーツ経験、武道経験が無くても構いません。人物本位で審査し、その合格者に入門を許可します。
 現在、「武道」という修得形態は、試合に勝つ、あるいは強弱論に終始しています。その為、体力主義であり、体格主義であり、しかも才能や素質ばかりを問題にして、肝心な「人間であること」を見逃しています。

わが流は「礼」と尊び、古来よりの武術のもつ形式美と人格形成ならびに、人としての品格を高めることを目的とする流派である。

 また、人として生きる「人としての礼儀」も捨て去られようとしています。礼儀を忘れた時代は、金や物や色が優先する時代であり、精神の領域が蔑ろにされます。現代という時代は、一種の「悲しい時代」ともいえます。こうした時代であるからこそ、わが流は、これに渇を入れ、忘れ去られた精神の領域を取り戻さなければならないと考えます。
 今日の日本を憂える人が、その目的意識を明確にさせて、心身ともに健全たらんことを願って集う場所が尚道館なのです。

 わが流は単に才能や素質、体力や体格に恵まれた人ばかりを相手にするのではなく、むしろ社会的には弱者に置かれている、婦女子や、虚弱体質者の健康管理並びに、危険が一杯である現代社会に対し、どうしたら事故や事件に遭わず、生き残ることが出来るかの、根本的な「生きる道理」を、門人各位に指導しております。
 現代社会の「物質主義や拝金主義に、押されることや流されることを、よしとしない人、来たれ!」というのが、尚道館の人心指導の目的であり、健康法として、また日本人として、その古人が培った精神領域を学ぶ人を求めている次第です。

 さて、入門については入門審査が課せられます。尚道館では、入門を志す動機を口頭でお窺いします。そして目的意識が明確であり、また最低一年以上は続けられる信念を持った方を合格としているのです。志の高さで、人選します。過去にどういう武道やスポーツをやっていたか、問題にしません。今日の日本を憂える者、来たれ!
 選ばれた人だけが、わが流派の門を通れるのです。入門許可の詳細については、こちらを参照ください。

【少年少女部】
 親子面接を行い、当道場の主旨に賛同出来るご父母の子弟を入門許可いたします。

【母と子の合気教室】
 このクラスは、お子さまとお母さまが、少年少女クラスで、一緒になってマスターしていくものです。
 「子供は親の背中を見て成長していく」と言われますが、何も親の背中は、父親の背中だけではありません。母親も、子供の道標となるべき立派な「後姿」なのです。お母さまの後姿を見て、指標となるべき感動をお子さまに見せ、お子さまと一緒に稽古に励んでみてはいかがでしょうか。

わが流の、現在黒崎道場の道場長・西原万記子(名誉六段)師範は、「母と子の合気教室」の第一号の門人だった。(昭和62年(1987)9月12日(土曜日)読売新聞より)(画像クリックで拡大)

●幼稚園児や小学校低学年を、お持ちのお父さんお母さんへ

 西郷派大東流合気武術と言う日本武術は、スポーツ・タレントや芸能人を養成する団体ではありません。
 問い合わせの電話で、「試合はないんですか?」とか、「このスポーツはテレビ放映されないんですか?」等という問い合わが、特に、若い父母の間から質問されますが、これには、若い世代(団塊の世代ジュニア)の親達の認識不足に甚だ困惑するばかりであり、時代が、スポーツや芸能等の方向に流れていっている事が察しられます。

 もし、自分の子供を有名人にしたり、スポーツ・タレントや芸能人にされるのなら、西郷派大東流合気武術ではなく、オリンピックの競技種目に上がっている柔道やテコンドーやレスリングか、その他の試合のあるスポーツ格闘技をお選びください。

 西郷派大東流は試合もなく、日頃のトレーニングの成果等も、テレビ・新聞・雑誌等に顔写真入りで報道される事はありません。また我が流は、スポーツ・タレントを養成する団体でもありません。

 わが西郷派大東流は、人知れず稽古を積み上げ、無名のまま、地道に活動している武士道集団であり、タレントを育成しているのではありません。その信条とするところは、人間として人の道を極め、礼儀をもって、青少年の品格を養成する地味な武術団体であり、人間性の向上を目指して斯道に邁進する団体です。

詳しくはこちらをご覧下さい。

入門金

学生、社会人部 : 15,000
          (但し、女子部参加の週1回コースは10,000円)
・少年少女部 : 10,000(兄弟・姉妹割引あり)
・母と子の合気教室 :  15,000(母子合わせて)
・呼吸法錬成会 :  10,000(道場生は無料)



・社会人 : 10,000
・大学生 :  9,000
・高校生 :  8,000
・中学生 :  7,000(但し、少年部参加の中学生は6,000円)
・幼〜小学生迄 : 5,000(兄弟・姉妹割引あり。面接時にお訊ねください)

・女子部対象の週1回コース : 5,000

・母と子の合気教室 : 10,000(母子合わせて)


・早朝の呼吸法錬成会毎日コース : 5,000(道場生は無料)
 
このコースは会社や学校の就業・就学前の早朝に行う「呼吸法」を修練する為のコースです。毎日早朝行っています。
 
(6〜9月)AM5:30〜6:30
 春・秋・冬(10〜翌5月)
AM6:00〜7:00
 曜日を選ばず、好きな曜日に参加できます。

道衣

武具一覧表
入門に際しての各クラスの道衣・武具の費用は次の通りです。
少年部クラス道衣と武具の費用はこちら
母と子の合気教室クラス道衣と武具の費用はこちら
女子部クラス道衣と武具の費用はこちら
学生・社会人クラス道衣と武具の費用はこちら
壮年・高齢者クラス道衣と武具の費用はこちら
呼吸法練成会クラス
オリジナルTシャツの費用はこちら



但し、入門を前提とした体験込み見学で、単なる見学オンリーや、調査や視察などを兼ねた見学はご遠慮願っています。また、予約なしの即日の突然の見学も、固くお断りします。
※体験込み見学をご希望の方は、「運動のできる服装」でご参加ください。

体験入門もあります(体験入門料2,000円。予約が必要)
事前に、お電話で一週間前に、ご一報の上、お越し下さい。
詳細については、尚道館ホームページの「稽古の見学」を御参照下さい。

同伴される父母の見学の心得:見学をされる同伴の方は、担当指導者に見学をする旨を願い出て、礼儀を正して見学ください。礼儀としては静坐で見学をお願いしますが、途中で足痛などが起れば、足を崩すことも許されます。
 ただし、 一番最初から、胡坐(あぐら)などでの見学はご遠慮ください。また、喫煙しながらとか、飲み物を飲みながらの見学もご遠慮ください。また、小さなお子さんを連れての見学もご遠慮ください。

案内書配布:見学をされる方に対しては、わが流の案内書類を配布しておりますので、入門手続きなどに関しての詳細は、担当者にお尋ねください。

ご注意:申し込みをせずに、突然の来訪されることは固くお断りします。
 また、最初から入門する気持ちがなく、「ただ参考のために見るだけ」などの見学も、固くお断りします。







有り : 2,000円(事前に予約が必要)
メールか電話で事前に申し込んだ上、道衣か、運動着持参で、お越し下さい。
詳細については、尚道館ホームページを御参照下さい。

体験入門はあくまでも「過去に武道経験のない方」「入門を考えている方」が対象です。体験入門を通じて、西郷派武術を体験して頂く為のものです。
 最初から入門する気持ちがなく、強弱論に固執し、好戦的かつ挑戦的な、力の競い合いの体験ではありませんので、お間違えなく。

体験入門を行う方は、稽古開始前に10分程度の面接を行います。面接によって、わが流に指導方針や考え方と異なっている方は、お断りする場合もあります。

ご注意
1.他武術・他武道・他流派で黒帯や色帯であっても、道衣で参加される場合は、白帯で参加下さい。あくまで真摯な心境で、西郷派武術を体験されるのですから。
 また、道衣に流派銘や道場名が入っている場合は、その上を白布で覆った道衣を着用して下さい。

2.体験入門料2000円を支払う場合は、礼儀の面から、裸で現金を提出するのでなく、「祝儀袋」か「封筒」に入れ、住所・氏名を書いて提出下さい。

3.最初から、体験後に入門する意志のない方、格闘技評論や強弱・優劣論にこだわる方、無作法な方はご遠慮下さい。













入門について
入門に必要は書類は、次の通りです。
1.少年少女の場合……親子面接後、入門願書(わが流規定の用紙に記入)を提出。審査終了後、入門の合否判定。

2.社会人一般、女子部、壮年・高齢者部の場合……入門審査あるいは体験入門を経験した後、入門願書(わが流規定の用紙に記入)、履歴書(写真不要。市販のもの)を提出。身元保証人1名(親族、友人など。連帯保証人ではない)。審査終了後、入門の合否判定。

正式門人になるまで
厳格な手順を踏んで、入門3ヵ月後に正式門人として許可が出る。それまでは「仮入門者」として扱われ、基本業と、先輩達の稽古を「見取り稽古」するのが中心であり、その後の経過を待って「正式門人」となる。

少年少女部
毎週火曜・土曜 午後6時から7時迄。指導の中心は、基礎体力の養成であり、また、凶悪犯罪が多発する現代社会を生き抜く為の、実戦護身術、社会常識、礼儀作法などを指導している。

社会人一般部
毎週日曜 午前10時から午前11時30分迄 毎週火曜・土曜 午後7時30分から9時迄の週3回で、都合のよい曜日を選択して参加する事も出来ますし、週3回フル参加も可能。
 仕事や、曜日の都合に応じて、自由に参加日を組み合わせることが出来る。人生の拠り所として、「日々精進」を目指す。

女子部
毎週日曜 午前10時から午前11時30分迄 毎週火曜・土曜 午後七時半から九時迄の週3回で、都合のよい曜日を選択して参加する事も出来ますし、週3回フル参加も可能。
 凶悪犯罪が多発する現代において、自分を護る強力な護身術を身に付けておくのも、世の中の智慧の一つ。
 自分に限り、危険な出来事に遭遇することがないであろうと、 甘い考えは決して抱かないことだ。

壮年ならびに高齢者のクラス
毎週日曜 午前10時から午前11時30分迄 毎週火曜・土曜 午後7時30分から9時迄の週3回で、都合のよい曜日を選択して参加する事も出来るし、週3回フル参加も可能。
 高齢者でも、無理なく修得でき、健康法と長寿に貢献する。長寿を願い、健康法として退化する体力を取り戻すには、無理な筋トレを必要とする、スポーツ武道は無理であり、ムリなく、ムラなく、ムダなく、効率よく学べる合気武術は、壮年層の健康法としてピッタリ。

内弟子制度
尚道館の内弟子制度は、わが尚道館が、後世に西郷派大東流合気武術を伝えんとする心ある有志を募り、向こう2年間に亘り、内弟子として修行させる教育システムである。この内弟子寮を「陵武学舎」と呼び、内弟子志望者は、まず入門審査を受検し、合格者は入門手続き後、仮入門が許され、仮入門から3ヶ月を経て正式門人となり、西郷派大東流を学んでいくのである。
 内弟子の儀法指導は、《武芸十八般》のうちわが流が指定する、十種類の武術を学ぶ事になる。

  日本武術における《武芸十八般》と云われるものは、「弓術、馬術、槍術、剣術、抜刀術、短刀術、手裏剣術(飛礫術を含む)、薙刀術、砲術、柔術(江戸中期になって、斧術に代わり付け加えられる。拳法を含む)、捕手術、棒術(杖術を含む)、袖搦(「そでがらみ」の意味を持ち、「もじり」を顕わす)術、十手術、含針術(吹矢術を含む)、鎖鎌術、水泳術、隠形(「しのび」といい、隠形の、呪術によって、身を隠す事を指し、これを隠行法と言うが、真言の行者が、自己の姿を隠して身を守るとされる呪法で、この場合、摩利支天(まりしてん)の印を結ぶ)術」であり、これを武芸十八般と称した。

 このうち、わが流において実戦に採用しているのは、剣術(居合術や居掛之術を含む)、柔術、拳法、棒術、杖術(中心は五尺杖だが、腕節棍を含む)、手裏剣術、槍術、薙刀術、吹矢術(毒針と解毒剤の術を含む)、飛礫術(つぶてじゅつ)の十種類の術であり、これを総称してわが西郷派大東流は、以上を総称して「合気武術」と呼んでいる。更に、西郷派大東流馬術が加わる。
 また、この内弟子制度は、単に儀法の伝達ばかりでなく、内弟子としての精神修養や、人間として踏むべき「道」としての、社会常識や礼儀作法の面までの、広きに渡って使用している。詳しくは、総本部尚道館のHPを参照のこと。





総本部・尚道館
 受付時間/午前9時〜午後9時まで
 (それ以外の時間帯はご遠慮下さい)
093−962−7710(代)
お問い合わせメール

 外国からのお問い合せについては、英語やその他の自国の母国語を使わず、しっかりと日本語を勉強した上で、お問い合せ願います。
 わが西郷派大東流合気武術は歴(れっき)とした「日本武術」であり、いやしくも日本武術の接しようと考えているのであれば、日本語を勉強するのは当たり前の事であり、また、これが日本武術でいう、教えを請う場合の「礼儀」です。礼節謙譲を以て礼儀を正し、自らのプライドと品格を落とさないように、毅然(きぜん)とした態度でお願いします。

Please refrain from making inquiries in English and in the other languages.
Saigouha Daitouryu Aiki-bujutsu is one of the most respected " Japanese Bujutsu" with its distinct traditions.
It is only proper to study Japanese well before practicing "Japanese Bujutsu".
In addition, to be well-trained in Japanese language is also a must in learning "Japanese Bujutsu".
Please question politely, resolutely and respectably.

社会人部

稽古風景


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女子/手合

健康法として美容法として、西郷派大東流を学ぶ女子部門人もいる。

 
女子/手合

男性門人相手の女子部員の稽古。

 
女子/手合

尚道館が管轄する黒崎道場の女子部員の稽古。

 

手裏剣の稽古に励む。

 

腕節棍の稽古に励む女子部員。

 

道場神前下の不動明王の社。

 

大東流馬術の軽騎武者装束

 

軽騎武者装束での駆け足

 

単に道場という室内稽古から離れ、馬術の稽古に励む女子部員。

Way of living
   
    
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