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●食と色の乱れが自滅を招く 昨今の色情の乱れは目に余るものがあります。 大都会における性風俗産業の氾濫(はんらん)は実に酷いもので、至る処(ところ)にケバケバしい露骨な看板が立ち並び、性欲を持て余す若者を誘惑し、また、これを魅入るような、暴力やセックスを扱った劇画やコミック雑誌、更にはスポーツ新聞に至るまで、色の乱れを総編集し、これでもか、これでもかと大衆・庶民を一億総エロ狂いに追いやります。特に、青少年層はこの影響下に置かれ、精神的に性腺を刺激される実情があります。 その中でも、セックスを扱う題材は酷いもので、このサービスは性風俗関連産業で占められ、同社はこうしたエロ収入で巨額な利益を手にしています。そして携帯電話の「ワン切り電話」や「出合いサイト」等、然りです。青少年の間に、歪められたセックス観が蔓延しています。 また、海外旅行や海外出張にしても、特に、東南アジアでは、日本人ビジネスマンの節操の無さは特に有名で、彼等が「金を持っている」こと、「スケベなこと」のみが、今日では日本人男性に対する評価に変わってしまいました。ここにも日本人が、東南アジア諸国でこのような評価がなされ、一等も、二等も蔑(さげす)まれて低く見られている現実があります。 そして、こうした海外派遣の商社マンは、一度、日本のマイホームに戻れば良い夫であり、良い父親であり、そして日本の裁判所の評価では「善良な市民」に位置付けられている人達です。 しかし、日本国内から離れるや否や、一変に人格が豹変(ひょうへん)してしまい、食肉によって大量に製造された精液を放出する為に、安い美少女を需(もと)めて、あるいは美少年を需めて売春街を屯(たむろ)します。 色が乱れているのは、そもそも食の乱れに原因があり、食の乱れは「肉喰った報い」に端を発しているのです。 昨今の二十歳前後の若者が「切れやすい」のも、こうした肉食が原因しており、また彼等が早熟なのも、肉食が原因であり、血の濁りから起こっていることは明白であり、内臓機能が低下して酸毒化していることに由来します。 不幸現象に纏(まつわ)る、食の乱れと色の乱れは、決して放置できないものです。 そして恐ろしいことは、動物蛋白質食品の総ては、消化過程に生じた強酸類は性腺を異常刺激します。したがって性的な興奮が起こりやすく、心身の虚弱を招きます。また、内臓機能の老化を早める為に動物食の常食者は短命で終わります。 私たちは肉および動物性蛋白質は、腐敗菌を発生させる主役であるということを認識しておかなければなりません。これまで述べたように、元々菜食型の動物である人間は、肉食獣と違って、動物性蛋白質を還元する酵素は殆ど無く、これがない為に腸内では食された食肉が異常醗酵を招きます。 繰り返しますが、肉食常習者が概して短命なのは、内臓の老化が早いからです。肉の分解によって生じた強酸類は血液を汚染して酸毒化を始め、新陳代謝を根底から狂わせる結果を招きます。性的な、しかも病的な興奮はここから起こります。またこれは、精液排泄異常を起こす直接の原因となります。 かつて、第三十五代米国大統領ケネディは、食肉大好き常習者で有名であり、これまで述べたような異常性欲に悩まされた一人でした。また女性問題で多くのスキャンダルを残しました。しかしケネディのこうした一面は、日本では余り知られていません。 彼は食肉によって作られた精液処理に苦悩する、紛れもなく異常性欲者だったのです。その為に、米国の恥部を抹殺する為、彼は隠れた支配層から暗殺されたという説も上がっているくらいです。 さて、肉類を過食すると興奮や頭重感が起こります。 それは肉に含まれる興奮性物質であるプリン塩基が吸収されたり、肉の蛋白質が分解して毒素が生じたためです。 また、動物性蛋白質は便秘や腸内での腐敗を招き、尿酸、硫酸、リン酸、硝酸、塩酸等の有害な強酸類を作り出し、これが増えれば当然、血液はアシドーシス(酸毒症)となり、その酸度類を中和する為に、体内のアルカリ性物質であるミネラルが殆どが消費されてしまいます。 血液中に停滞する異常老廃物は、粘膜を常に刺激して粘液分泌を繰り返し、これらは例えば「痰」に見ることができます。これが繰り返されると、組織細胞における血行不良が起こり、壊疽状態が起こりやすくなります。これはまた、血液性状の異常を引き起こします。 更に、こうした異常は、血液中の過剰な酸類の増加と共に、性腺を刺激して異常な性的興奮を起こし、少年少女は早熟となり、男女とも小・中学生時代の性経験を持つ、という児童・生徒が全体の85%強を占めています。 そしてこうした児童や生徒を持つ親自身も、子供のこうした非行を放置し、法律で禁止されている不純異性行為を咎(とが)めるわけでもなく、子供らには「自由奔放」を容認する良いパパであり、良いママを気取ろうとします。そして自らも、夜な夜な風俗産業の店を出入りしたり、隙あらば不倫を重ねているという実情があり、親自身も、ここにきて自らの襟を正す時期に来ています。 少年少女間で刑法に上げられている「不純異性行為違反」は、こうした食肉が招くもので、また成人の間でごく普通に、日常茶飯事で繰り返されている「不倫」は、食肉の結果、成人男女が戦後の食糧事情の好転と、食生活の欧米化にともない、食肉が穀類や野菜より多く摂取される結果から起こったもので、食肉常習者は常に性腺が刺激されて異常な性的興奮が起こり、性発情の捌け口を求めて、これが不倫に繋がる直接の原因であると考えられます。 私たち日本人は、「肉食はスタミナ源」という神話を安易に信じ込まされて、愚昧化のレールの上を走らされているのです。 ●噛めば噛むほど火水になる 上顎(うわあご)を「火」と考え、下顎(したあご)を「水」と考える思想があります。そして、上顎と下顎をしっかり噛み合わせると、これが相まって「火水(かみ)」になるという思想です。つまり「火水」とは、「神」の事であり、これは「よく噛(か)む」という事を現したものです。 世の中の病気の多くは、食事の誤りと、その食事をする時の作法の誤りにあると言います。食事は食材によってその内容が決まりますし、その食材をどのように調理し、どういう食べ方をするかで人は健康になったり、あるいは健康を損ない病気になってしまうと言う現実があります。 また、病気とは言えないにしても、何となく、何処かが訝(おか)しい、という不定愁訴のような状態が起こります。 不定愁訴とは、明白な器質的疾患が見られないのに、様々な自覚症状を訴える状態で、一般には自律神経失調症と言う名で知られています。 この症状は自律神経系の失調による症状です。神経症の身体的表現と考えられ、倦怠・のぼせ・冷え性・眩暈(めまい)・頭痛・肩こり・動悸(どうき)・息切れ・食思不振・腹痛・便秘・下痢・多汗・無汗・不安・抑鬱など自覚的愁訴は多彩かつ、しばしば強く起こりますが、器質的異常を欠きます。不定愁訴症候群ともいわれます。 こうした状態から、鬱病(うちびょう)等の精神病が始まることもあります。 精神病障害を起こしている人の特徴は、まず、食べ物をよく噛まないと言う現象が見られます。口に入れたら、10回以内程度で、そのまま「くん呑み」してしまいます。これでは顳(こめ)かみにある海綿静脈洞の血流を能に循環させることが出来ません。 顳かみとは、「米噛」(こめかみ/穀類の玄米等を噛む意)を意味する言葉で、玄米を噛むような気持ちで食べ物は、「噛む」という作法が必要なのです。こうした咀嚼(そしゃく)の作法を間違いますと、脳への血流は滞り、循環することがありません。人が痴呆症で惚(ぼ)けたり、精神障害を起こす現象は、こうした噛むと言うことと無関係ではありません。 そして、こうした事を怠りますと、生活習慣病や心身相関病になってしまいます。 現代は、こういうことも分からなくなっており、いわば生活習慣病や心身相関病の原点はここに起因します。 さて、食肉から起こったもので、命を奪われ、食肉となった動物たちの恨みと、怨念が引き起こしている結果だといえます。 また、ガン細胞という病原菌は、植物食品には培養できず、動物食品には簡単に培養できます。 つまりガン細胞は、人間の性に近い動物を食する人間に取り憑くということです。牛・豚・羊等の『四ツ足』や、鳥類等、人間の性に近いものは絶対に禁物です。 また、自分の棲む地域から遥かに遠いところで採れた輸入魚介類や輸入農作物等も避けるべきです。(身土不二の原則) 生活習慣病を克服することは、こうした食への慎みを新たにすれば恢復することであり、《癒しの杜の会》では、「身魂の立て直し」で腐敗寸前の肉体を救済する「一二三祝詞(ひふみのりと)」を指導しています。 この「一二三祝詞」は、特殊な咀嚼法で、食物を噛む時に「ひふみよいむな……」と47回噛む方法です。これを実行しますと、心の病気は「一二三」の47音を唱えることによって治り、肉体の病気は47回噛むことによって治ります。これが「癒(いや)し」であり、心を癒(なお)すという表面的なことばかりでなく、霊体と、その霊体に備わる「霊的神性」の曇りを排除し、「霊体救済法」となります。 また《癒しの杜の会》では、入会初心者に「理屈はいらない。すみやかに実行しなさい。さもないと、気付かないうちに魔界の道に迷い、気付かないうちに難病・奇病を煩わされてしまいます。飽食の実体は、宿業から引きずったあなたに取り憑く憑衣霊の仕業です。食を節し、それを乱さず、慎めば、あなたに憑いた憑衣霊は改心します。 まず、百日を一単位として、三回繰り返し、更に三回を一単位として三回繰り返すと開運は間違いありません。病気もなくなって倖(しあわせ)になります」と指導しています。 これを食事の度に繰り返せば、生活習慣病や心身相関病から解放されて、自ずとこうした病気からは逃れられるものです。これを食や色の輪廻からの解脱と言います。 |